2026年の新米のJA概算金が決まり、過去最大の下落幅となった。新米の時期を前に、県内の産直施設では「去年のコメが売れず困っている」との声も上がっている。
山形市にある産直施設「おおさとひろびろ直売所」で販売されている2025年産のコメの価格を見てみると…。
(リポート)
「2025年産のはえぬき精米5キロ2750円で販売されています。実はこれ、元々3300円だったんです。約500円値下げして販売されています」
店によると、「去年産のコメは値下げしてもなかなか売れない」状況だという。
(やまがたファーム代表理事・丹野菊男さん)
「今年はめちゃくちゃ余っている。7月からは原価割れで売っているが、最初はちょ
っと売れて良いなと思ったが、その後はほとんど動かなくて余っている」
2025年産のコメが売れない中、7日に決まった2026年の新米の概算金(1等米60キロあたり)
「つや姫」2万円
「雪若丸」1万7200円
「はえぬき」1万7000円
…と、2025年と比べて約4割減。過去最大の下落幅となった。
これを知った丹野さんは…。
(やまがたファーム代表理事・丹野菊男さん)
「こんなもんじゃないか。もう少し高くてもいいんだけど、消費者は安い価格で食べられるのでいいとは思うが、去年のコメが残っているのが大変」
倉庫の中を見せてもらうと、現在も2025年産のコメが積まれていた。
複数の倉庫で計1万2000キロ分が残っているという。
今後、価格の安い新米が出回った場合、相対的に割高な2025年産のコメはさらに売れにくくなるという懸念がある。
(やまがたファーム代表理事・丹野菊雄さん)
「概算金で今年は安い米が出る。去年産米は1万円くらい高い米になっている。そうなると、去年産米を安くしても売れないと思う、新米の方を食べるから。最終的には安く売りさばくしかなくなる」
一方で、コメが安くなることに消費者からは…。
「去年新米が出て買った時は1万7000円で、農家から譲ってもらったが足りなくなってここで1万5000円で買えたのは良かった。今度の新米はどれくらいになるのかな」
「あんまり値段には左右されないようにしている。振り回されて疲れるだけだから決まったところで買って、好きな精米具合で食べている」
コメの適正な価格とは一体いくらなのか? 国を挙げた模索が続いている。
