熊本地震で被災した宇城市の小学校で3日、児童だけではなく保護者にも心理的な負担を軽くしてもらおうと、講話が行われました。
【兵庫県教育委員会震災・学校支援チーム『EARTH』 安川 裕美さん】
「ネガティブな感情は決して悪くない。自分の体を守ろうと中から思っているだけ」
宇城市の小川小学校で講話を行ったのは、兵庫県教育委員会の震災・学校支援チーム『EARTH(アース)』です。
小川小学校では、7月に発生した地震で近くの道路が損壊し、通学路の変更を余儀なくされ、今も親戚の家や避難所から登校している児童がいます。
こうした中、学校では、児童だけではなく、保護者にも心理的な負担を軽くしてもらおうと、今回の講話を企画し、児童の保護者15人が参加。
教員と母親、両方の立場で阪神・淡路大震災を経験した中学校教諭の安川 裕美さんが子どもの居場所を作ることの大切さについて話しました。
【安川 裕美さん】
「『うんうん、それで?』と相づちを打って否定をしない。居場所があることは子どもたちにとっては、カウンセリングを受けている状態。チャレンジしようかなという気持ちがわいてくるのをゆっくり待ってもらえたら」
また、保護者自身も一人の被災者であるとして、体を動かしたり、気分転換をしたりして心のケアをするよう呼びかけました。
【参加した保護者】
「余震のたびに(子どもが)くっついてきていた。急がず、ちょっとずつ子どもと寄り添いながらやっていこうかなと思った」
被災地に少しずつ日常が戻りつつある今、大人にも子どもにも心のケアが必要です。
