富士山の麓を舞台に女性限定のカーレースが行われているのをご存じでしょうか?年間5戦で、その第3戦が9月4・5日に行われます。レーサーは経歴も出身も様々な中、タイから参戦する大学生レーサーの素顔と決意に迫りました。
最高時速230km!霊峰・富士の麓を舞台に繰り広げられるカーレースが“競争女子”こと、「KYOJO CUP」。その名の通り、ドライバーはみな華やかな女性たちです。
年間5戦で獲得したポイントを争う女性限定レースで、2026年は創設10年目。プロのレーサーだけでなく経営者や弁護士など、国内外から様々な経歴を持つ20人が参戦するなか、特別な思いを胸に挑むのが―。
タイ・バンコク出身 ミニー選手(21):
私の名前はミニーです。インギングに所属しています
タイ・バンコク出身の“ミニー”こと、シタルウィ・リムナンタラク選手(21)。静岡県小山町で活動するチーム(TEAM OPTIMUS CERUMO・INGING)に所属し、2025年の「KYOJO CUP」は初参戦ながら14位タイと健闘!
日本で初めて触れるフォーミュラカーはハンドルが重く、身長150cmと小柄なミニーはパワーでこそ劣るものの、2026年はさらなる高みを目指しています。
ちなみにニックネーム“ミニー”は、父・ギアンさん(68)の愛車“MINI”からつけたものなんだとか。
タイ・バンコク出身 ミニー選手(21):
父は指導する時に声が大きくなる。間違ったことをすると叱られるけど、褒めるときは褒めてくれる
父はかつて、東南アジアの大会で数々のタイトルを獲得してきたタイのレジェンドレーサー。36年前には小山町の富士スピードウェイで国際大会にも出場しました。
そんな父との二人三脚で、彼女は10歳から英才教育を受けています。
タイ・バンコク出身 ミニー選手(21):
ここにあるトロフィーは全てタイ国内や海外でのレースで獲得した
偉大な父を師と仰ぎ、毎日100周のサーキットで力をつけると、彼女もまた、タイだけでなくヨーロッパ各国のレースにも参戦。13歳で出場したフランス、ル・マンの国際大会では女性ドライバーのトップに輝くなど、父と積み上げてきたトロフィーの数は気づけば200個にも上ります。
父・ギアンさん(68):
娘が誇らしい。精一杯サポートしたい
タイ・バンコク出身 ミニー選手(21):
父がこの業界にいてくれてよかった。何をどう準備するかを分かっているので、(私は)恵まれている
そんな彼女も、いまは21歳の大学生。日本のサーキットを離れれば、「タイの東大」と呼ばれる名門・チュラロンコン大学で文学部に通う4年生です。
大学の友人:
学業に励みながらレーサーも続けていて、本当にすごいし感銘を受ける
約5000kmも離れた2つの国で、レースと学業を両立する日々。
並大抵の覚悟では成しえない状況でも、当の本人は―。
タイ・バンコク出身 ミニー選手(21):
慣れているので大変だと感じたことはない。子供の頃から学業とレースを常に並行してやってきた
こう話す彼女が日本での挑戦を続けるもう1つの理由。それは、背中を追い続けてきた父がかつて駆け抜けた霊峰富士の麓で、最高の景色を掴むため。
タイ・バンコク出身 ミニー選手(21):
目標は「KYOJO CUP」で表彰台に上がること。ドライバーの誰もが望むことなので、一生懸命努力したい
タイを代表する女性レーサーとしての誇り、そして 支えてくれる人たちへの感謝を胸に。
小柄な身体に秘めた大きな決意が彼女の原動力!21歳、現役大学生“ミニー”の戦いに注目です!
タイ・バンコク出身 ミニー選手(21):
私の走りをぜひ見に来てください!
