9月3日午後9時44分、福島第一原子力発電所の水処理制御室建屋で火災警報器が鳴った。東京電力によると現場に火や煙は確認されず、午後10時半すぎに消防により「火災ではない」と判断されたという。東京電力は「今後、検知器の点検を実施する」としている。
この事象も含め、福島第一原発ではこの4週間で火災警報器の発報が9回発生している。
福島第一原発では8月8日に5/6号機のサービス建屋で、12日に6号機高圧炉心スプレイ系の非常用ディーゼル発電機室で、13日には事務本館で、さらに15日には5号機タービン建屋南西側の階段室、18日には5号機タービン建屋地下1階で火災警報器が鳴った。これに加えて21日には入退域管理棟、固体廃棄物貯蔵庫で火災警報器が作動。31日には5/6号機新サービス建屋でも作動した。いずれも発生後数時間以内に消防により「非火災」と判断され、モニタリングポストの値などに目立った変動はなかった。
東京電力は火災警報器の作動が相次いでいることについてこれまでに、煙を感知するタイプの警報器では湿気を煙のように感知してしまい誤作動したこともあるとして「台風の接近や雨が降っていたことで、湿度の高い環境にあったのは(警報器が作動した)要因の一つと推測される」などとしていた。これまで作動した警報器はメーカーに送るなどして詳しい原因を調査していて、「結露に強い機器への交換などを検討する」としていた。
