障害のある子どもとその家族との交流を通して、命の大切さや生きることについて考える授業が新潟県胎内市の小学校で行われました。
胎内市の築地小学校を訪れたのは、18トリソミーの斎藤雫華ちゃん(5)と母親の友美さんです。
18トリソミーは染色体異常により心臓などに重度の障害がある先天性の疾患です。
友美さんは児童に雫華ちゃんが生まれてからこれまでのことや、日々の暮らしについて伝えました。
【斎藤友美さん】
「18トリソミーという染色体異常は手術をしても、血を入れ替えても、薬でもどうしても治せないと言われた」
児童たちは雫華ちゃんと触れ合うことで障害について理解を深めたほか、児童たち自らで考えたテーマを出し合い、『命の大切さ』や『生まれた意味』などについて話し合いました。
【児童】
「家族や友達の大切さを知るために生まれてきたと思う」
【児童】
「つらいことや悲しいこともあると思うけど、その上には必ず幸せがあると思うから、その幸せのために生きている」
この小学校では3年前から児童たちが互いの考えを聞き、自分たちの思いを言葉にする“対話”を重視した授業に取り組んでいます。
【児童】
「(話を)聞く前よりも、何百倍も命って大事だなと思った」
【児童】
「私でも人のことを幸せにというか、支えてあげられるような存在なれるのかなと思ったし、そうなりたいと思った」
【斎藤友美さん】
「知ってもらうことは大事なことだと分かってきたので、こうやって近くでふれあってもらってすごくうれしかった」
学校は18トリソミーの親子との交流を通して、障害について知るだけでなく自分や周りの人の命について考えるきっかけにしてほしいと今回の授業を企画しました。
【築地小学校 田村稔 校長】
「多様な人たちが自分の周りにはいる。そういう世界に私たちは住んでいることを、これからも子どもたちには感じ取ってもらいたい」
子どもたちにとって親子との出会いや友人と対話する時間は命の大切さ、そして人に寄り添うことの意味を改めて考える機会となったようです。
