熊本地震から1カ月が過ぎ、県内では38か所の避難所に2000人の避難者が身を寄せています。避難所生活が長引くことで課題となるのは食事の栄養バランス。避難者の体調管理を行う栄養士の活動に密着しました。
【活動前ミーティング】
「今までどうだったかを確認して、そしてそれが地震後どう変わったか(確認してほしい)」
災害時に被災者を栄養面からサポートする日本栄養士会災害支援チーム・JDAーDATと呼ばれるメンバーたちです。
食べるものを確保するのが重要だった発災直後とはフェーズが変わり避難所生活が続く現在は栄養面でのサポートが重要となっています。
【佐賀県 健康推進課 主査 古川太一さん】
「(震災から3週間が経ち)高血圧をはじめ、口内炎の症状の方が見られてきているのではないかと感じているところです」
栄養が偏ることで体調を崩し最悪の場合災害関連死へと繋がるケースもあるといいます。
【支援物資を受け取りに来た人】
「(食事が)偏ります」「野菜摂れてないです」
こちらはJDAーDAT号と呼ばれる日本に6台しかない専用車両。車内で食品を
保温・保冷することができます。
現在 このうち2台が熊本地震の被災地で活動していてこの日は約20種類の栄養補助食品などを積み被災地を巡回しました。
熊本県栄養士会に所属する田中教子さんです。
「野菜はきょうトマトスープを食べるみたいですけどあれにも麺類が入っているから
それにも気を付けてくださいね」「お野菜だけをすくってね」
「食事はどうでしょう?朝は?」(けさはスープ。それとパンをちょっとだけ)
「ちょっと食欲が落ちている時は、こういったものがいいかもしれないですね」
「具合が悪かった時に、(栄養士が)塩分の摂りすぎだったのかなと仰っていたので、よく考えてみると『そういえばあれもこれも食べたな』と思って、よく注意して食べないといけないなと思いました」
今まで被災地では県内外から約60人の栄養士が活動を行い、避難所で生活する人だけでなく幅広く被災地の人たちから小さな体調の変化を聞き出し栄養面で注意することなどをアドバイスしています。
【熊本県栄養士会管理栄養士 田中教子さん】
「地震のせいになんでもなってしまうかもしれないですけど実はそれより以前からも
ちゃんと食事がとれてなかった人がけっこう中にもいらっしゃるのでそういう方をさらにしっかり見ていかないといけない」
