『笑顔でお祭りができない』それが中止という苦渋の決断の背景にありました。
熊本地震で甚大な被害を受けた八代神社などは3日ことし11月に開催予定だった
八代妙見祭の神幸行列の中止を発表しました。
【有田和令記者】
「八代市の八代神社です。真下を走る日奈久断層の影響で至る所に亀裂や段差が生じしています。また、一部の建物も倒壊しています」
今から840年前に創建され、地元の人たちに「妙見さん」の愛称で親しまれてきた八代神社。熊本地震で楼門が倒壊するなど甚大な被害を受けました。
【八代神社・小林 雄彦宮司】
「甚大な被害となっていて通常のお祭りの開催は難しい」「〈笑顔でお祭りができない〉というのが一番、中止を判断した要因」
八代神社と八代妙見祭保存振興会は3日会見を開き、ことし11月に行われる八代妙見祭の神幸行列など主な行事を中止すると発表しました。
八代妙見祭はユネスコの無形文化遺産に登録されていて、祭りの呼び物で「ガメ」の愛称で知られる想像上の動物「亀蛇」などが練り歩く神幸行列には例年、多くの人が
見物に訪れます。
小林 雄彦宮司は中止の理由について「八代の復旧・復興を最優先すべきだと考えた」と述べました。
また、神職などによる神事については実施するということです。
【八代神社・小林 雄彦宮司】
「八代の方々が本当に大切にされてきたお祭りだと思う。そういった意味では神社の復旧もそうだがこのお祭りも『来年こそは』という思いで一緒になって頑張っていけたらと思っている」「〈一歩一歩、歩んでいきましょう〉という気持ち」
