8月27日の大雨で今も続くJRの運休。
貨物を積んだコンテナは列車とトラックの間で積み替えを繰り返し、輸送が大幅に滞っています。
「白石区にあるコンテナホームにはたくさんのコンテナが留め置きされています。そして、普段は止まっていない貨車も止められたままです」(小出昌範ディレクター)
通常であればコンテナを積んだ貨物列車が行きかうJR貨物のターミナルは、ひっそりとしたままです。
8月27日の大雨でJRは今も長万部と豊浦の間で運休が続いています。
JR貨物の札幌ターミナルでは一時約1000個のコンテナが留め置かれました。
「北海道でこの時期収穫を迎えたタマネギやジャガイモ、農産物が多い。あと政府備蓄米、コメですね」(日本貨物鉄道 北海道支社 石井智駅長)
生産量日本一の北見のタマネギなど道産野菜は豊作となっていますが、それを消費地に送る「タマネギ列車」は、札幌などでコンテナをトラックに積み替えています。
「普段の輸送力とは比べようもないほど少ないが、トラック代行や船舶代行という他の輸送手段を活用し、少しでも道経済の助けになるよう取り組んでいる」(日本貨物鉄道 北海道支社 石井智駅長)
札幌でトラックに載せたコンテナは、函館で再び貨物列車に積み替え、本州へと向かいます。
「特急列車が止まっている影響で函館貨物駅の前にはトラックが待機しています」(阿部空知記者)
「青函トンネルを通って本州に運ぶ荷物がほぼほぼ運べていない」(JR貨物 函館貨物駅 佐藤高広駅長)
一方で函館から札幌へ向かうコンテナは列車からトラックに積み替えることが必要で、物流は大幅に停滞しています。
現在あるコンテナは通常より150個ほど多いのではないかということです。
そして、JR寸断の影響は函館の観光にも…
「(列車が)止まっているとテレビで見て自家用車で(函館に)来ました」(小樽から来た観光客)
函館市内のあるホテルでは1日10件前後のキャンセルが出ている一方、札幌まで行けずに延泊している客も同じくらいいるといいます。
そのため、連日ほぼ満室の状態は変わっていませんでした。
「函館と札幌に行く予定でした。(列車が)動かなくて、函館で2日間過ごすことにしました」(山形から来た観光客)
JR室蘭線の全面復旧は9月7日以降となる見通しで、物流や観光への影響が長引きそうです。
