物価や人件費の高騰は、地域の祭りにも影響を及ぼしています。
宮崎県高千穂町では、こうした影響を軽減するため、大手ビールメーカーの支援を受けて、夏祭りの打ち上げ花火が実施されることになりました。
高千穂町で開かれる「サルタフェスタ」は、道案内の神様猿田彦にちなんで名付けられたイベントとして町民に親しまれています。
この祭りのフィナーレを飾るのが打ち上げ花火、毎年、大勢の見物客が訪れ地域の風物詩にもなっています。
(サルタフェスタ実行委員会 久保田健大実行委員長)
「高千穂町のみならず、西臼杵の皆さんが楽しみにしているとても盛大できれいな花火だと心から思いました」
「高千穂のひとつの夏の風物詩として欠かせないものだと思いました」
(サルタフェスタ実行委員会 久保田健大実行委員長)
「(祭りまで)あと一週間、頑張っていきましょう」
サルタフェスタは、毎年、町内の20代から30代が中心となり、実行委員会をつくって運営しています。
この祭りには、町が毎年1000万円を補助、2010年には約1800発の花火が打ち上げられていましたが、近年は火薬などが高騰し去年は約550発までに縮小していました。
(高千穂町企画観光課 甲斐智大係長)
「どんどん物価も上がっていっているなかで、できるだけ皆さんに楽しんでいただけるような数をギリギリ保ってるのかなとやっています」
こうした中、花火の予算を確保しようと事務局が応募したのが、キリンビールの「晴れ風ACTION」。この取り組みでは「キリンビール晴れ風」の売り上げの一部が、桜や花火大会を対象に自治体に寄付されます。
今回支援が決定したことで、今年のサルタフェスタでも約500発の花火打ち上げの見込みが立ちました。
(高千穂町企画観光課 甲斐智大係長)
「花火の数ですとか、そういったところを(大幅に)減らすことも食い止められたのかなと。そういったところで非常に感謝しています」
(サルタフェスタ実行委員会 久保田健大実行委員長)
「やっぱり日本人の心にとって、夏の花火は欠かせないものなので、見たい人々の思いと開きたいという開催者の気持ちが一つになるような取り組みができたらと思います」
サルタフェスタは、9月6日日曜日に高千穂町総合運動公園で開催され、花火は午後8時35分から打ち上げられる予定です。
サルタフェスタの花火は、小雨でも打ち上げられる予定ですが、まとまった雨や台風の影響によっては、打ち上げ花火を中止する可能性があるということです。
