鹿児島県西之表市の馬毛島で進む自衛隊基地整備を巡り、防衛省が地元の漁協に対し、漁業制限期間の延長を要請していたことが分かりました。
関係者によりますと、防衛省からは約4億9000万円の漁業補償が提示されたということです。
関係者によりますと、防衛省は漁業制限期間延長の申し入れについて、8月5日、県漁協種子島支所の運営委員会に対して、8月25日に組合員に対して説明を行ったということです。
西之表市の馬毛島で進む自衛隊基地の整備を巡っては、旧種子島漁協が2023年2月、馬毛島周辺海域の漁業権の一部消滅と漁業制限を受け入れる代わりに、漁業補償金約22億円を受け取ることで同意しています。
しかし、2024年9月、精査の結果、資材調達の遅れや人員不足により、工期が当初の見込みより3年遅れ、完成見込みが2030年3月末になることが判明。
そのため防衛省は、2027年11月までとなっている漁業制限を、工事後の調査期間も含めて3年4カ月延長し、2031年3月末までとするよう要請するとともに、約4億9000万円の漁業補償を支払う意向を示したということです。
県漁協種子島支所では西之表市と中種子町の組合員398人に対し、漁業制限期間の見直しに関する同意書を配布するとともに、9月10日までに提出するよう求めています。
3分の2以上の同意があれば臨時総会を開き、正式に同意の可否を決めるということです。
