夏休みが終わり新学期が始まるこの時期は、全国的に子供の自殺が増える傾向にあります。子供たちのSOSにどう対応すればいいのか。専門家に聞きました。
国が2026年に制作した子供・若者向けの啓発動画です。8月20日から9月9日までを「こども・若者の自殺対策集中取組期間」として、対策を強化しています。
長い夏休みが終わり、子供たちにとっては久しぶりの学校生活が始まる9月。夏休み明けは対人関係の不安や生活リズムの急激な変化などから、負担を感じやすいといいます。
(岡山県立大学保健福祉学部 大倉高志准教授)
「友人との関係や先生との関係、部活動の悩みが夏休み明けから再開していくことが子供たちにとって大きな負担」
厚生労働省によりますと全国の小・中・高校生の自殺者数は年々増えていて、2025年は538人と過去最多となりました。月別にみると、夏休み明けの9月に最も多くなる傾向です。
子供たちのSOSにどう対応すればいいのか。自殺予防と遺族支援の研究に取り組む岡山県立大学の大倉高志准教授は家庭と学校の連携が大切だと話します。
(岡山県立大学保健福祉学部 大倉高志准教授)
「保護者からSOSが学校に伝わり、学校で未然に対策がされたという事例は多い。子供の悩み苦しみを家族が察知して学校と共有することが大事」
そして、子供たちに日常的に声をかけることで、家庭でも学校でも悩みを打ち明けられる環境をつくることが重要としています。
(岡山県立大学保健福祉学部 大倉高志准教授)
「信頼できる友達・家族・先生・スクールカウンセラー、スクールソーシャルワーカー、養護の先生。誰でもいいので、悩みを打ち明けてSOSを出すことによって苦しみを誰かと共有してもらうことが第一歩」
NPO法人チャイルドライン支援センターや24時間子供SOSダイヤルでは電話やチャットで悩み相談を受け付けています。
