8月、新潟市北区の海で男子児童が死亡した水難事故。現地調査を行った専門家は「急激な水深の変化」を原因の一つとして指摘しました。
8月17日、新潟市北区太夫浜の海で友人と遊びに来ていた小学6年の男子児童が溺れ、死亡した水難事故。
新潟海上保安部によりますと、現場付近は遊泳が禁止された区域で、児童などはライフジャケットを着用せずに遊んでいたということです。
28日は水辺の事故に詳しい長岡技術科学大学の斎藤秀俊教授が現場を訪れ、調査を実施。
調査員が実際に海に入り、沖合に向かって歩いてみると…
【調査員】
「この辺りはゆっくりとしか下がらないが、ある一定の部分で急に足がストンと下がるような、30cmくらい落ちるような深さの変化を感じた。地面に吸い込まれるようで非常に怖い」
実際に水深を測ったところ…
【長岡技術科学大学 斎藤秀俊 教授】
「110cmの深さのところから2m沖合に進むと85cm深くなった」
斎藤教授はこの急激な水深の変化を事故の原因の一つに挙げました。
また、今年、水難事故で16歳以下の子ども5人が死亡している県内。中には突堤から飛び込み、陸に上がれなくなった事案も確認されていています。
【長岡技術科学大学 斎藤秀俊 教授】
「電車のプラットホームから下を見ると、上ってこられそうだが、実際に落ちて、上がろうと思っても上がってこられない。かなり高さがある。そういう目の錯覚がある」
斎藤教授は突堤から上がるのは大人でも困難だと指摘。
今後、釣りのシーズンが続く中、危険性を認識し、ライフジャケットを着用するなど十分な備えをするよう呼びかけています。
