最大震度7を観測した熊本地震の発生から、8月28日で1カ月です。現地調査を行った東北大学災害科学国際研究所が調査結果を報告し、この1カ月の地震活動が、10年前の熊本地震発生前と比べて、「100倍に活発化している」として引き続き大規模地震に注意するよう呼びかけました。
東北大学災害科学国際研究所 遠田晋次教授
「阿蘇の辺りや水俣のあたりは、逆に断層が動きやすくなったというのがわかると思います」
報告を行ったのは活断層に詳しい遠田晋次教授などで、熊本県で現地調査にあたりました。
7月28日の熊本地震ではマグニチュード7.1、最大震度7の揺れを観測し、災害関連死の疑いを含めて38人が死亡、およそ1700棟が全壊する被害が出ています(8月27日時点・熊本県発表)。
東北大学では人工衛星のデータを使って地殻変動の解析を行った結果、今回の地震で最大2.5メートルの幅で断層が横ずれし、およそ30キロにわたって地表にずれが到達している可能性があるということです。
また、この1カ月間で確認された地震活動は、2016年の熊本地震が起きる前の15年間のおよそ100倍と大幅に活発化しています。
1カ月間の地震活動の数が、15年間の総数の100倍です。
東北大学災害科学国際研究所 遠田晋次教授
「小さい地震が増えるということは、大きい地震もそれだけ起こりやすいというのが地震の統計学の方の常識なので、今、八代海周辺というのはまだまだ活発化した状態が続いていて、そういう意味ではそういうもの(活発化した状態)がいつ大きな地震に発展するか分からないという状況です」
