福岡市内を流れる川で、25歳のネパール国籍の女性の遺体が発見されてから1週間。警察は殺人事件として捜査しているが、いまだ犯人の行方は分かっていない。死亡した女性の両親がオンライン取材に応じ、悲痛な胸のうちを明かした。
発見された遺体は25歳のネパール人女性
「『ラクスミが死んだ』と聞いて、信じられなかった…。今も信じられなくて、心配で、ショックで生活もままならない状態です」と呆然とした表情で話す母親。その横で、父親も悲しみを隠さない。

ダンスが得意だったネパール国籍の専門学校生、ラジバンシ・ラクスミさん(25)。ラジバンシさんは8月19日の早朝、福岡市・天神を流れる那珂川で遺体となって発見された。
発見されたラジバンシさんの遺体の頭部には多数の傷があり、このなかには、骨が見える深さのものもあったことなどから、警察は殺人事件と断定。捜査本部を設置して、犯人の行方を追っている。

ラジバンシさんの自宅は、那珂川沿いにあり、遺体が発見された場所から2キロほど上流にある。

捜査関係者によるとラジバンシさんの自宅の部屋からは、争ったような形跡や血痕が確認された一方、周辺からはラジバンシさんのスマートフォンが見つかっていないという。

「とにかく娘の顔が見たい」
ネパールに住む女性の両親が、テレビ西日本のオンライン取材に応じた。
記者) 娘のラクスミさんは、どんな性格で、どんな思い出がある?
ラジバンシさんの母親) ラクスミは心優しい子で、人に怒っているところを見たことがありませんでした。
ラジバンシさんの父親) 家族思いで、日本からもよく連絡をくれていました。生活費を送ってくれて、ネパールでの生活を支えてくれていました。
両親の話しによると、ラジバンシさんは3年前に来日し、ネパールの両親に生活費を渡すため、専門学校に通いながらアルバイトを掛け持ちしていたという。

記者) 今、どういうことを日本に望んでいる?
ラジバンシさんの父親) 私たちは、日本の警察を信頼しています。犯人が早く見つかって、日本の法律で、しっかり正義をもたらして欲しいです。とにかく娘の顔が見たい。

犯人が逮捕されることのないまま、遺体発見から1週間。警察は現場の状況などから複数犯の可能性も視野に捜査を進めている。
(テレビ西日本)

