8月24日、新潟県阿賀野市で行われた水原まつりの灯籠の押し合いで、参加していた高校生1人が死亡した事故を受け、県内の他の祭りでも安全対策が進められています。
24日、阿賀野市の水原まつりで行われた高さ2m以上の灯籠を押し合う催しで発生した事故。
この催しに灯籠の担ぎ手として参加していた高校3年生が死亡し、30代の男性2人がケガをしました。
この事故を受け、県内の他の祭りでは安全対策が進められています。
【亀田岩万燈保存会 立川義浩 顧問】
「非常に痛ましい事故で、我々も祭りでいつ事故が起こるか分からないということで、悲しい思いとともに、気を引き締めないといけないと思っている」
新潟市江南区の亀田地区で50年以上続く『大岩万燈押し合い』。
岩をかたどった高さ約4mの“大岩万燈”と呼ばれる2つの巨大な灯籠をぶつけ合う熱気あふれる催しです。
例年、押し合いの中で少しでも片方のチームの体勢が崩れたらすぐに押し合いをやめさる、乱闘など行きすぎた行為をした人は参加禁止にするなど、担ぎ手と観客の安全確保に取り組んできましたが…
【亀田岩万燈保存会 立川義浩 顧問】
「ロープで規制線を張って、中に人が入らないようにする。電柱に防具(クッション材)をつける。気休めでしかないが。安全確保という上で、短い押し合いでも確実に安全を確保して、押し合いを完了するということが我々の方針」
今年は24日の事故を受け、電柱と商店街のアーケードの柱、合計4箇所にクッション材を設置したほか、警備の人数も15人から20人に増やすなど安全対策を見直したといいます。
さらに、押し合いが始まる前に毎年読み上げられる声明文には「暴力行為は一切認めない」という文字が強調して書かれていました。
【亀田岩万燈保存会 立川義浩 顧問】
「あくまでもきれいにぶつけるというのが我々の目的。何が一番いいかというと、きれいにぶつかって、お互い力を尽くしたというところに初めて快感・気持ちよさが出てくる。横から誰かが暴力を振るったりするのは非常に後味が悪いものになる」
『大岩万燈押し合い』の運営責任者はこの催しを、安全を最優先に次世代に残したいと話します。
【亀田岩万燈保存会 立川義浩 顧問】
「我々からあとを引き継いだ者たちが、ずっと祭りをやっていって、時代にあった祭りの運営の仕方を模索しながら、この岩万燈を引き継いで、将来にわたってこの祭りが続くように願っている」
