障がいのある子供の介護で2拠点生活をしていた気仙沼市議の男性が、「居住実態がない」として、市の選挙管理委員会から当選無効の判断を下され、宮城県の選管も不服申し立てを棄却したことを受け、8月26日、会見を開きました。市議は「合理的配慮がされていないと痛感した」と述べました。
気仙沼市 遠藤秀和市議(58)
「介護は特別な事情に当たらないと判断されました。非常に残念でなりません」
これは、気仙沼市の遠藤秀和市議が今年4月の選挙で当選したものの、その後、「市内に居住の実態がない」などとして、市の選管から当選無効の判断を下されていたものです。
遠藤市議は気仙沼市に住民票があるものの、重度の障がいがある次男の介護などの事情で、登米市にある妻の実家との2拠点生活をしていました。
決定を不服とした遠藤市議は県の選管に審査を申し立てましたが、県の選管は「継続的に介護などを登米市内で行っている状況は、客観的な生活実態として捉えれば、気仙沼市の自宅が生活の本拠であったと捉えるための材料にはならない」などとして、24日、棄却しました。
遠藤市議は決定を受け、26日会見を開き、次のように述べました。
気仙沼市 遠藤秀和市議(58)
「障がい者に関わる部分は、まだまだ認識されていない。合理的配慮がされていないと痛感した」
決定に不服の場合は、仙台高裁に提訴することもできますが、遠藤市議は「今後の対応についてはまだ結論を出していない」とした上で、「家族や支援者と相談し、9月議会の前には結論を出したい」と話しました。
