卒業証書を偽造した罪などで在宅起訴されている静岡県伊東市の前市長・田久保眞紀 被告について、偽造した卒業証書とみられるデータが田久保被告のパソコンから見つかっていたことが分かりました。
伊東市・田久保眞紀 市長(当時・2025年7月):
一部で報じられている、私が経歴を詐称しているということは一切ございません。卒業は確認できませんでした。除籍であるとその場で判明しました
学歴詐称問題をめぐり、2025年6月まで「除籍ではなく卒業したと思っていた」と主張している前の伊東市長の田久保眞紀 被告。
田久保被告は、大学を除籍されたものの市の広報誌などに卒業と記した学歴詐称が問題となって失職し、偽の卒業証書を作成し、市議会の正副議長に見せた罪などで在宅起訴されています。
これまでの調べで、田久保被告の母親が「卒業していない」と思っていたことや、田久保被告が学長名と学部長名の印鑑を注文して卒業証書を偽造したとみられることがわかっています。
さらに、田久保被告が作成した偽造の卒業証書とみられるデータが田久保被告のパソコンから見つかったことが捜査関係者への取材でわかりました。
議長・副議長にチラ見せしたとみられるこの偽の卒業証書をめぐっては。
伊東市・田久保眞紀 市長(当時・2025年7月):
(Q.何を見せた?)卒業証書という認識で提示しているが。それで説明できると思って見せた
2025年7月、あくまで“卒業証書”を示したと説明。
確認した弁護士も・・・
福島正洋 弁護士:
見ました。普通に考えて偽物とは思わない
さらに、2025年8月の市議会の百条委員会では。
伊東市・田久保眞紀 市長(当時・2025年8月):
チラ見せといった事実はなく、私としてはこうやって私の方で手で提示しまして、約19.2秒ほど見ていただいた
その場にいた青木副議長は「本物とは違った」と話していました。
伊東市議会・青木敬博 副議長:
本物の卒業証書を見ていないので、こんなものかなと2人とも思っていた。そのあとに本物を見る機会があり、本物を見たら全然違うという話になった
この卒業証書について、田久保被告側は捜査機関の要請に対し提出を拒否していて、金庫で保管したままとなっているとみられます。
田久保被告側は起訴内容を否認し、卒業証書について第三者が作成した可能性を指摘した上で、「田久保被告は卒業したと思っていたためそもそも偽造する動機がない」などと主張しているということです。
26日の記者会見で、伊東市の杉本憲也 市長は「裁判で真実が明らかになれば」と述べました。
伊東市・杉本憲也 市長:
刑事裁判の目的は真実を明らかにするというところ。今後の裁判を通じて、何があったのかという真実が明らかになることを切に願っています
裁判で田久保被告は無罪を主張するとみられ、検察がどのように立証していくのか注目されます。
