新潟市中央区の地下商店街『西堀ローサ』跡地の今後の活用方法について、プロジェクトチームが中原市長にこれまでの検討状況を報告。中原市長は地下施設を分割し、一部を活用する方針を具体化していく考えを示しました。
西堀ローサ跡地の今後の活用方法をめぐっては、有識者会議がこれまでに2回開催されています。
8月21日は、庁内を横断し構成されているプロジェクトチームが、これまでの有識者会議で出た内容や市民から集まった意見を中原市長に報告しました。
【プロジェクトチーム事務局】
「(有識者からは)施設単体だけでなく、古町エリア全体をよくする検討が必要であるというのは全委員共通の意見。限られた財源の中、将来世代に負担を残してはいけないとの意見をいただいている」
また、市民からは活用する場合、『飲食の場』『子どもの遊び場』といったアイデアが出ている一方、「市の財政状況から低予算ですぐにできることを優先するしかない」「まずは古町に人の流れをつくるべき」といった意見があったということです。
報告後には地下の構造物に詳しい専門家との協議が行われ、中原市長が地下施設を廃止した場合の課題を質問。
【日建設計コンストラクションマネジメント 吉岡優一 上席主管】
「残置するというよりは撤去せよというのが原理原則なので、前例のない工事というような大規模な工事になる」
地下に埋まっているインフラ施設を移動する必要があることから大規模な工事となり、費用も再利用する場合より高額になるという見方が示されました。
また、中原市長がより踏み込んで質問したのが地下施設の分割案です。
【新潟市 中原八一 市長】
「330mも長い距離のある施設なので、分割して利用することも前々から考えてきている」
【日建設計コンストラクションマネジメント 吉岡優一 上席主管】
「部分的な活用は可能」
全面改修には66億円の費用が見込まれる一方で、部分的な活用の場合、費用が抑えられることも確認されました。
【新潟市 中原八一 市長】
「一般市民の皆さんからも単なる思いつきということだけではなくて、新潟市の財政を非常に考えているご意見があった。それを踏まえて、私としては分割がいいかなと」
市は10月に開かれる次回の有識者会議で分割案を提示する考えです。
一方、8月21日は市民からオンラインで寄せられた意見のうち、20代以下の意見がわずか5%にとどまっていることも報告されました。
今後は高校や大学に出向き、将来、地下施設を利用する世代の意見を積極的に聴取するということです。
