福岡市内で栽培されているイチジクのブランド化を目指し、市内の有名シェフたちにその魅力を伝えるための見学ツアーが行われました。

◆記者リポート
「福岡市早良区の内野地区です。自然豊かなこの場所に多くの人が集まっています」

集まったのは、市内の有名ホテルや飲食店の料理人など合わせて約20人。

今回の目的は、この場所で育つイチジクです。

三瀬トンネルの近くに位置する内野地区は、豊かな自然に恵まれ、斜面に沿った段々畑が広がる一方で、高齢化に伴う耕作放棄地の発生が大きな課題となっています。

地元では「持続可能な農業モデル」を構築するため、6年前からイチジクの栽培に取り組んでいて、19日はその見学ツアーが行われました。

内野地区の地理的特徴を生かし、脊振山系の地下水を使って育てたイチジクの味は…

◆イチジクを食べた参加者
「おいしいです。香りも良くて、みずみずしくて」

イチジクは追熟しない果物で、収穫期ぎりぎりまで木で熟させる「木成り」という栽培方法をとります。

そのため、福岡市内の飲食店にとって内野地区から仕入れるメリットは大きいといいます。

◆グランドハイアット福岡 ペストリーシェフ 中園 彰さん
「魅力としては福岡市で近いので、新鮮なうちにギリギリの熟してるものがうちに届けられるのが一番の魅力かなと」

さらにツアーの中では新たな発見も…

◆グランドハイアット福岡 料理長 深佐 彰博さん
「(葉は)味はしないですけど香りがいいですね。ちぎった時にイチジクの香りが」

グランドハイアットの深佐シェフが目を付けたのはイチジクの葉でした。

◆グランドハイアット福岡 料理長 深佐 彰博さん
「使ったことはないですけど、ものすごく香りがしたので、ちょっとこれで実際に食べるというよりは(葉で)包んで焼いて料理に活用できないかなと。ここに来ないと思いつかなかったことですね」

グランドハイアット福岡では9月ごろから内野地区のイチジクを使ったメニューを提供する予定だということです。

福岡市の担当者は、「内野の豊かな自然が育んだおいしいイチジクをブランド化し、広く知ってもらいたい」と話していました。

テレビ西日本
テレビ西日本

山口・福岡の最新ニュース、身近な話題、災害や事故の速報などを発信します。