会議や講演、トークショーなどに出向き、文字やイラストでわかりやすく「見える化」する技術「トークグラフィック」。
独自のスタイルを確立し、新たな挑戦をする富山県射水市の男性を取材しました。
*トークグラフィッカー 山口翔太さん
「『挑戦』に加えておきたいことがあれば教えてください」
*氷見市ビジネスサポートセンター 荒川健生センター長
「自分が生きてきて大切にしている言葉」
「聞き手」となって話しを展開しながら文字やイラストで「話し手」の言葉をわかりやすくイラストで構成していく男性。
射水市在住の山口翔太さん33歳です。
山口さんは、一般的なグラフィックレコードといわれる、話の内容をイラストで見える化する技術を応用し、自ら対話を生み出し、活性化させていく「トークグラフィック」という独自のスタイルを確立し活動しています。
*トークグラフィッカー 山口翔太さん
「障がいを持った兄が生まれた時から家族にいた。多様な人たちで何かを考える場が作れたらいいというのが根底にあるかもしれない」
山口さんがトークグラフィッカーを名乗って活動を始めたのは7年前。
大学卒業後、一度は県内企業に就職しましたが、人と人の間に入る仕事がしたいと 活動をはじめました。
*トークグラフィッカー 山口翔太さん
「文字よりもパッとみて分かるというのは大きい。そこからスムーズに話を展開したり深めていきやすい」
「議論の活性化や相互理解が深まる」と評判になり、これまで500件以上の依頼を受けてきました。
そんな山口さんが今、新たに取り組もうとしているのが、「個人の人生や目標」をトークグラフィックを使って本人や家族のために残すことです。
手始めに、ビジネス展開について相談していた氷見市のビジネスサポートセンター荒川健生センター長をモデルに作品の制作に取り組みました。
*氷見市ビジネスサポートセンター 荒川健生センター長
「(2024年の)1月に震災があって私は4月に就任した」
*トークグラフィッカー 山口翔太さん
「1月が能登半島の地震があってセンター長になったのは4月」
*氷見市ビジネスサポートセンター 荒川健生センター長
「被害が大きく住んでいられない人もいれば廃業も考えようという方も相談に来た」
山口さんは、能登半島地震直後に荒川さんがセンター長に就任したことや、これからの目標などについて聞き出していきました。
この日は、30分ほどで荒川さんの話をイラストや文字を使ってまとめました。
*トークグラフィッカー 山口翔太さん
「大事にしている思いや人生の転機を描きだすことで目標や思いを最終的に描いていく」
後日、自宅を訪れるとタブレット端末を使って作品に色を加え最後の修正作業を行っていました。
*トークグラフィッカー 山口翔太さん
「詰め込みすぎると思いは伝わるが見づらくなる。(気を付けていることは)構成の部分ですかね」
作品はデジタル化し構図や配色など細かい部分の修正を重ね発注から数か月かけて作品を完成させていきます。
そして作品の受け渡し当日。
こちらが今回完成した作品です。
荒川さんの学生時代や震災の苦労、そして今後の目標などが分かりやすくまとめられました。
*氷見市ビジネスサポートセンター 荒川健生センター長
「これからこういう風にやっていこうというのを日々思い出させてくれるような作品」
山口さんは今後も誰かの背中をそっと押せるような作品作りを行っていきたいとしています。
*トークグラフィッカー 山口翔太さん
「この部分大事と思ったからこのことを次にしようとかその方の人生の次につながるような形でやっていきたい」
山口さんの「トークグラフィックで個人を描きだす新しい取り組み」は、近いうちにサービスを開始するということです。
