熊本地震の被災地では、いまだに断水が続いている地域があります。こうした中、宮崎市の企業が避難所にランドリー車を派遣して洗濯の支援を行っています。
最大震度6強を観測した熊本県八代市。地震で亡くなった人は20人で、今もおよそ1700人が避難生活を送っています。
(森山裕香子記者)
「こちら、煙突が折れる被害があった日本製紙八代工場にほど近い、避難所となっている中学校の敷地内に、WASHハウスのランドリー車が停まっています」
宮崎市のコインランドリーチェーン、WASHハウスの移動式ランドリー車です。8月11日に宮崎を出発し、八代市の中学校で、被災した方に無料で洗濯乾燥機を提供しています。16日、日曜日も、タオルや衣服、布団などが次々と持ち込まれ、6台の洗濯乾燥機が絶え間なく稼働していました。
(利用客)
「気持ちいいですね。乾いた洋服、タオルは。とてもうれしかったです。さわやかな感じになりました」
乾燥を終えた洗濯物を取りに来ていたのは、近くの住民。自宅の電気は復旧したものの、いまだに水は使えません。
(利用客)
「井戸水なので、業者にも修理に来てもらうように頼んでいて、それからまた水がいつ出るかは不透明で、水ってこんなにないと困るのかと思って」
八代市によりますと、市内で断水しているのは17日時点でおよそ2370世帯。しかし、井戸水を利用している世帯は、この集計には含まれていません。
(利用客)
「とってもいい香りがして。最初の3日間ぐらいはお風呂にも入れていなくて、手も洗えていなくて、爪の中に砂がたまっていたんですよね。除菌シートだけで拭いていたので。だからお水が出るありがたさもあるし、洗濯できて気持ちのいい感じで使えるのがすごく・・・」
「やっぱり清潔にするって大事ですね。すごく最初ないがしろにしていて手も洗わなかったのを、顔も洗っていないのを3日くらい忘れていたんですけど、すごくありがたいです」
(WASHハウス総務課 宇和田哲郎 課長)
「お洗濯ができていないことがどんなにつらい状況か、いかに大切なものなのか思わせられる光景をたくさん見ました。きれいな衣服を着るというのは人間の尊厳にかかわる部分でもあると思いますので、お役に立てればいいと思います」
WASHハウスのランドリー車は、熊本県と協議しながら1カ月程度、被災地で活動するということです。
