余って廃棄予定のさぬきうどんを餌に養殖された「讃岐うどん雲丹」。さらなる品質向上を目指し、高校生たちの新たな挑戦が始まりました。生産者の頭を悩ませるあの食材を活用します。

(長尾龍希アナウンサー)
「こちらが多度津高校で育てられたブランドウニ、讃岐うどん雲丹です。一方の個体はあまりとげが育っていません。こうした問題を解決しようと、多度津高校はこちらのエサを与えていきます。その原料は色が落ちたノリです」

香川県漁連やノリの生産者、多度津高校海洋生産科の生徒らが協議し「讃岐うどん雲丹」と「色落ちノリ」の有効活用について意見を交わしました。

(多度津高校の生徒は…)
「カルシウムが足りていなくてこの現象が起きていると考えられるので、色落ちしたノリを与えることで他の栄養を補うことができて、とげもここまで減らなくなるのではと思う」

「讃岐うどん雲丹」は漁場の藻場を荒らしていたムラサキウニに廃棄予定のさぬきうどんだけを与えて育てたウニで、「磯焼け」とフードロスを解消するだけでなく商品化にも成功しました。しかし、半年以上養殖すると、とげが育たない個体が見られるように。

そこで目を付けたのが、海水の栄養分不足が原因で色が落ち、商品価値が下がってしまったノリ。多度津高校は、色落ちノリの成分を研究する機関とタッグを組み、エキスを抽出した残りを餌として利用することで、「讃岐うどん雲丹」の品質を向上させる挑戦を始めました。

また、抽出されたエキスは化粧品の原料などにも活用し、色落ちノリの100%資源化を目指します。

(多度津高校海洋生産科3年 妹尾亜希さん)
「普段は資源価値が低いものに新しい価値を吹き込むことで産業として活気付いて行くことにつながると思った」

(多度津高校海洋生産科 大阪吉毅学科主任)
「もっともっと品質を向上させて、香川県を代表する名物になったらありがたいので、そこを目指してやっていきたい」

(香川県漁連 寒川昌彦常務理事)
「(色落ちノリは)生産者の収入にならないものだったので、資源として評価され、ある程度の値段で買ってもらうことで、漁業生産者としてこれから期待したい」

多度津高校は今後、1年から2年かけて色落ちノリを餌として与え、研究を進めることにしています。

岡山放送
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