高市総理大臣は、15日の全国戦没者追悼式の式辞で、「戦争の惨禍を二度と繰り返させない」とした上で、「戦後81年が経つが、歳月がいかに流れても、この決然たる誓いを、世代を超えて継承し、貫いていく」と表明した。
また、「日本は、各国が直面している様々な課題の解決に向け、重要な役割を果たせる。インド太平洋の輝く灯台として、頼りにされる国になる」と強調している。
石破前総理が2025年の式辞で使用した「戦争の反省」という言葉は、高市総理の式辞には盛り込まれていない。
▲高市総理の式辞の全文は以下の通り
天皇皇后両陛下のご臨席を仰ぎ、戦没者のご遺族、各界代表のご列席を得て、全国戦没者追悼式を、ここに挙行いたします。
先の大戦では、約三百十万人の同胞の命が失われました。
祖国の行く末を案じ、愛するご家族の幸せを願いながら、戦場に斃(たお)れた方々。広島と長崎での原子爆弾投下、各都市での爆撃、沖縄における地上戦などにより犠牲となられた方々。終戦後、遠い異郷の地で亡くなられた方々。
今、すべての御霊の御前にあって、御霊の安寧を、心より、お祈り申し上げます。
今日の我が国の平和と繁栄は、戦没者の皆様の尊い命と、苦難の歴史の上に築かれたものであることを、私たちは決して忘れません。
改めて、衷心より、敬意と感謝の誠を捧げます。
未だ帰還を果たされていない多くのご遺骨のことも、決して忘れません。一日も早くふるさとにお迎えできるよう、国の責務として全力を尽くしてまいります。
戦後、我が国は一貫して、平和を重んじる国家として 歩みを進め、世界の平和と繁栄に貢献するために 力を尽くしてまいりました。
戦争の惨禍を、二度と繰り返させない。
戦後81年が経ちますが、歳月がいかに流れても、この決然たる誓いを、世代を超えて継承し、貫いてまいります。
日本は、各国が直面している様々な課題の解決に向け、重要な役割を果たせます。
インド太平洋の輝く灯台として、頼りにされる国になれます。
今を生きる世代も、未来を生きる世代も、希望を持てる日本を、安全で安心して暮らせる社会を、創り上げてまいります。
結びに、戦没者の御霊のご平安と、ご遺族の皆様のご健勝を、お祈り申し上げます。
