富山県西部を流れる庄川で渇水の恐れがあり、農業用の一部取水制限が行われています。
コメ農家にとってはこの時期が最も水が必要で、農家は「水がなければどうにもならない」と不安を募らせています。
*リポート
「岐阜県の御母衣ダムに来ています。水面を見てみますと、水位が大幅に下がっていて、普段は見えない岩肌がむき出しになっています」
岐阜県白川村の御母衣ダム。
富山県西部を流れる庄川の上流に位置します。
14日の水位は約7メートル。
岐阜県の北部では先月からまとまった雨が降っておらず、先月末に比べ2週間で10メートル下がりました。
近いうちに貯水がゼロになるおそれがあります。
このため、下流の県内では農業用の取水を2割減らす制限が行われていて、農家からは今後の渇水を心配する声が上がっています。
「水はこれくらい張った方がいい?」
*宮後営農組合 木下春一代表
「今はあった方がいい。2センチくらいあるんじゃない?もうちょっとあってもいいんだけど…」
木下春一さん。
南砺市井口地区でコメをつくっています。
約13ヘクタールの田んぼで、コシヒカリと山田錦を育てていて、水は庄川と近くのため池から引いています。
*宮後営農組合木下春一代表
「今が水が欲しい時期。実に栄養を送る。水がなかったら育たない」
コシヒカリは来月上旬から稲刈りの予定で、稲の生育のために、今が最も水がほしい時期です。
今のところ、田んぼに影響はないということですが、渇水が続き更なる取水制限となれば、コメの出来に影響すると心配しています。
*宮後営農組合木下春一代表
「水だけはやっぱり、どこからか持ってきてどうこうするというのはできない。水がなかったら田んぼは終わり。去年並みに穫れたら。去年以上に穫りたいとは思わないが、せめて去年並みに穫れれば、満足ではないか」
県は、農業などへの大きな影響はないとしていますが、今後も雨が降らなければ、さらに取水を制限する可能性があるとしています。
