連日熱戦が続く高校野球夏の甲子園大会。
県代表の佐賀商業高校が12日の初戦で千葉県代表の拓大紅陵と対戦します。
佐賀商業の目標は「甲子園で校歌を歌うこと」。
春の大会から県内無敗で3冠を成し遂げ8年ぶりの甲子園大会に臨みます。
夏の高校野球佐賀大会。
県内36校の頂点に立ったのは佐賀商業。
春の大会から勝ち続け、連盟杯に続き、夏の大会と”3冠”も果たし
8年ぶり17回目となる聖地・甲子園への切符を手にしました。
【古川颯人主将】
「目標としていた夏の大会で優勝して甲子園に行くというのを達成できてうれしい。
個人の結果よりチームプレー、そしてチームが勝てれば次があるのでそういうのはみんなで言い合ってやっていた」
決勝までの5試合で失点は7点。1試合あたり1.4点と粘り強く勝ち上がってきました。
支えたのは東條陽大・溝口童夢のダブルエースの存在です。
【東條陽大投手】
「ストレートの強さに自信がある。(最高球速は)138キロだけど球速よりも速く見える球というのを意識してやっている」
背番号1を背負う東條選手は得意のストレートとカーブとの緩急で打者を抑えるピッチングが特徴。佐賀大会では3試合をほぼ1人で投げ、24個の三振を奪いました。
【溝口童夢投手】
「自分はみんなに比べて球が遅いのでタイミングを外したりバッターの芯を外したりするのが自分の長所だと思う」
一方、背番号9の溝口選手の持ち味はコントロールを武器に打たせて取るピッチング。完投した決勝戦では北陵高校の打線を3安打1失点に抑えました。
投球数はわずかに107球。
第1シードかつ県大会負けなしー。
プレッシャーがかかる中、粘り強く勝ち上がってきたのは終盤で逆転負けを喫した
去年の大会の経験が糧になっていると吉冨監督は話します。
【吉冨俊一監督】
「9回1アウト、9回ノーアウトからの逆転で負けたケースがたくさんあったので、その場面をちゃんとしのぎ切ってそれを粘って勝利に繋いだことが春以降の結果に繋がったと思うしシードということでプレッシャーを感じた部分はあるかなと思うけど
三冠を取って夏に甲子園に行こうというのは伝えていたので落ちついてやってくれた」
そしてチームをまとめる精神的支柱となっているのはキャプテンの古川颯人選手。
チームの主軸、4番を務め背中でチームを引っ張ります。
「いただきます」
甲子園に向けて出発する前の夜、古川選手が晩御飯に食べていたのはウナギ。
【古川颯人主将】
「試合前にこれ食べて勝ったのでゲン担ぎというか」
小・中・高とチームの中心で活躍してきた古川選手。
野球を始めたのは佐賀商業野球部OBでもある父・和徳さんの影響も大きかったといいます。
【父 古川和徳さん】
「野球をしてほしいなというのはなんとなく自分もそういうのがあって自然とソフトバンクとか球場に見に行ったりとかそういうのもやってましたんで徐々に、というのはあったのかな」
そんな父の力を借りた古川選手の自主練習は・・・
和徳さんが投げる丸めた洗濯物の靴下を打って球をバットで捉える感覚を確かめます。
【父 和徳さん】
「中学校の頃は外で打ってた。でも帰りが遅いので今は9時半、10時になっちゃうのでそれから外っていうのはあんまりだなと。やりだしたら春の大会でホームラン打っちゃったんでなのでそれから調子が悪い時にやるみたいな感じで」
佐賀商業は2005年以降、4度出場した甲子園でいずれも初戦敗退。
およそ20年間甲子園での「1勝」を掴めずにいます。
【古川颯人主将】
「チームとしては本当に甲子園で校歌を歌うというのが目標なのでしっかりそれを達成できるように守備から攻撃にリズムをつなげて厳しい戦いにはなると思うんですけど最後まで諦めずに、そして粘り強く戦って全員でまずは1勝して校歌を歌えるように頑張りたい」
「真っ当なことを真っ当にやる」
吉冨監督の教えを胸に粘り強く堅実な野球で今年こそ夏の甲子園1勝を狙います。
「せーの! 創考主!!」
