鹿児島市与次郎の「TOHOシネマズ与次郎」が2026年8月6日、約20年の歴史に幕を閉じた。閉館当日も夏休み中の家族連れらで賑わい、「今までありがとうございます」と感謝の言葉を口にする来館者の姿が見られた。朝8時から4本の映画鑑賞を計画して訪れたファンも現れるなど、惜別の思いが溢れる一日となった。

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10スクリーン・1984席 フレスポジャングルパークとともに歩んだ20年

TOHOシネマズ与次郎は、2006年10月のフレスポジャングルパーク開業と同時にオープン。10のスクリーン、総座席数1984席を誇り、20年にわたって鹿児島の映画ファンに親しまれてきた。

閉館の理由は、施設を運営する大和リース鹿児島支店との賃貸借契約が満了したため。夏休みシーズンとも重なった閉館日には長い列ができるほど多くの来館者が詰めかけ、子どもたちからは「トイ・ストーリー5を見に来た」「さみしいです」といった声も聞かれた。

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「朝8時からずっといる」 長年通い続けたファンも別れを惜しむ

中でも印象的だったのは、小・中・高校、そして社会人になるまでこの映画館に通い続けたというファンの姿だ。「朝8時からずっといる。4本くらい計画を立てて来ている」と話したそのファンは、「いろいろ映画館はありますけどここしか思い出が詰まったところはない。20年間、今までありがとうございます」と感謝の言葉を述べた。

家族で長年訪れてきた来館者からは「家族3人でクレヨンしんちゃんを昔、見たんですよ。最後だからと思って3人で見に来た。楽しませてくれてありがとうございました」との声も。「駐車場が無料で便利。継続してもらいたい」という惜別の声も上がり、地域に根ざした映画館としての存在感が改めて浮き彫りになった。

シネコンとして継続予定 リニューアルオープンは2027年夏ごろ

閉館後の施設について、大和リース鹿児島支店は「シネマコンプレックスとして継続を予定している」とし、詳細は決まり次第発表するとしている。

フレスポジャングルパーク
フレスポジャングルパーク

また、フレスポジャングルパーク自体は開業20年を迎える2026年10月14日から大規模な改装工事に入る予定。2027年夏ごろのリニューアルオープンを目指しており、映画館としての機能も形を変えて地域に残る見通しだ。20年間、鹿児島市民の日常に寄り添ってきた場所が、新たな姿でふたたび扉を開く日を待ちたい。

【動画で見る▶TOHOシネマズ与次郎 20年の歴史に幕 長年通い続けたファンも【鹿児島】】

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