夜間に富山県高岡市の国道の中央分離帯を歩く高齢女性(80代)。車で帰宅中にその姿を目撃し、自らの機転で保護した女性が氷見警察署から署長感謝状の贈呈を受けた。

署長感謝状を受け取る梨木さん(左)
署長感謝状を受け取る梨木さん(左)
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夜の国道160号で高齢女性を発見

事案が起きたのは7月20日午後8時20分頃。富山県氷見市の会社員・梨木栄子さんは、帰宅のため車で国道160号を走行していた。すると、高岡市長慶寺に差し掛かったところで中央分離帯を高齢の女性が歩いているのに気づいた。車通りの多い片側2車線の道路だった。

心配した梨木さんがすぐさまその場に戻ると、高齢女性は道路左側に移動していた。梨木さんは車を停車して、歩道に入るよう声をかけて誘導したが、女性はすぐに歩道に入ろうとせず、車道を歩こうとしていた。危険を感じた梨木さんは「車に乗ってください」と声をかけ、近くのコンビニエンスストアの敷地まで同乗させた。

「氷見に帰る」の一言が手がかりに

高齢女性は会話がうまくできる状態ではなかったが、その口から「氷見に帰る」という言葉が聞き取れた。その言葉を手がかりに、梨木さんは氷見警察署へ電話で通報し、警察官が到着するまで女性のそばで見守り続けた。

確認の結果、女性の家族からはすでに行方不明届けが出ていたことが判明。梨木さんの迅速な判断と行動が、女性を無事に家族のもとへ届ける大きな助けとなった。

地域の安心を守る一人の行動

氷見警察署は、こうした梨木さんの行動を称え、5日に署長感謝状を贈呈した。

梨木さんは今回の出来事について「車通りの多いところなので、無事に家族のもとに帰れてよかった」と話していた。夜間の幹線道路の中央分離帯という危険な状況のなか、見過ごさずに車を止めた一人の市民の行動が、高齢女性の命と安全を守ることにつながった。

(富山テレビ放送)

富山テレビ
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