神奈川県海老名市で、橋のシンボルとして親しまれてきた2体の「かっぱ像」が盗まれた。現場には「河童兄妹より」と題した手紙が残され、地域住民の間で話題となっている。市は警察に被害届を提出しており、警察は銅製の像を狙った窃盗事件の可能性も視野に捜査を進めている。
盗まれた「河童兄妹」像から“手紙”
神奈川・海老名市の川にかかる伊勢下村橋の欄干にくくり付けてあったのは、「かっぱ兄妹より」と記された手紙だ。

手紙には「皆さんお元気ですか。私河童です。先日誘拐されました。歩けない声も出ません。天の声だけです」「お巡りさんお願い。探して。この里に帰りたい」と書かれている。

手紙の送り主とされているのが、橋のシンボルだった2体のかっぱ像。

海老名市によると、7月25日の朝、2体とも盗まれていたことが分かり、警察に被害届を出したという。
近隣住民からは「寂しいですよ、家族がいなくなったみたいな感じがする」「このかっぱが(橋の)象徴だから、そのままの形で返してほしいですね」などの声が聞かれた。
地元有志から衣装もプレゼント
34年前の設置以来、地元住民に愛されてきた。

いつからか、地元の有志が特製の衣装を着せるようになっていた。
近隣住民は「かわいいんですよ、このぐらいのちっちゃなかっぱさんで、(衣装を)見るのが楽しみだったから、(犯人を)早く捕まえてほしい」「(衣装を替える)その人が知ったらショックで寝込んじゃってんじゃないかと思うくらい」と話す。
価格が高騰している「銅」狙ったか
「河童兄妹より」とする手紙が見つかったのは、行方不明になってから数日後のことだった。
そして、手紙には「ここに立っていた時は春夏秋冬いろいろな洋服を着せて頂き、帽子も素敵でした。思いだすと、ここが一番幸せで楽しかった」「この里に帰りたい。そして皆さんと笑って過ごしたい。早く助けに来て……」と書かれている。

「河童兄妹」像は価格が高騰している銅を狙って盗まれたとみられる。

警察によると2体の被害額は時価10万円で、現在、窃盗事件として捜査しているということだ。
(「イット!」8月6日放送より)

