東京・大田区で、民泊をめぐるトラブルが深刻化している。住宅街では、深夜の騒音や利用客による迷惑行為に悩まされる住民も少なくない。中には、民泊客が一般住宅を宿泊施設と勘違いして訪れたり、誤配送された荷物が届いたりするケースもあり、住民からは不安や戸惑いの声が上がっている。
「トラウマになった」深夜まで続く民泊客の騒音
閑静な住宅街に住む女性が撮影したのは、自宅の周辺を歩く外国人の集団。
さらに、真夜中まで響き渡る音楽や歓声も。

騒音を出しているとみられるのは、“民泊”の利用客。東京・大田区の現状を緊急取材した。

民泊を巡る苦情を訴えるAさん:
トラウマになってしまって、心臓がドキドキしてしまったりとか。
区内の一軒家に住むAさんが家の中から撮影した映像には、狭い道路にたむろし、響き渡る声で会話する民泊客らしき外国人の姿があった。

「この前のカレーはマジで良かったよ」

Aさんの家の隣に民泊の施設ができたのは2024年のことで、それ以来、文字通りほぼ毎日、利用客が訪れているという。

通常、民泊は年間に営業できる日数に上限があるものの、羽田空港のある大田区は特区民泊を導入しており、営業日数の上限はない。

民泊を巡る苦情を訴えるAさん:
(一度に)最大16人とか、18人くらい泊まられてたときもあって。防音対策で全ての家の窓に二重窓を取り付けたりとか。

2026年1月、さらなる動きがあった。自宅の真裏に別の新たな民泊が開業したのだ。すると、Aさんの生活にもさらなる影響があったという。

「トイレに行きたいから、(建物の)ドアを早く開けて」
「ちょっと待って…監視カメラがあるよ」

客がのぞき込んでいたこの場所は、民泊の入り口ではなく、Aさん宅の玄関だった。
Aさん宅を民泊施設だと思ったのか、その後も大勢でAさん宅の前を取り囲み、Aさんの存在を見つけると視線を送る人までいた。

民泊を巡る苦情を訴えるAさん:
夕飯食べてるときにピンポンが鳴ったりとか、外国人の集団にワーワーワーワー何か言われたりするんですよ。
民泊苦情は1年で5倍超 住宅街で広がる影響
Aさん宅の異変はこれにとどまらなかった。

なんと、頼んだはずのない荷物が勝手に届くようになったというのだ。

民泊を巡る苦情を訴えるAさん:
中国の方の宿泊客が(通販で)注文買い物してたみたいで、4回くらいうちに届きました。その(知らない)荷物。

大田区の担当者はイット!の取材に対し、「民泊に関する苦情が1年で5倍以上になった」としたうえで、「国の動向を注視しながら区として必要な対応を行っていきます 」とコメントしている。
(「イット!」8月6日放送より)

