アメリカとイランによる「ホルムズ海峡」の通航再開に向けた暫定合意について、トランプ大統領は「早ければ5日か6日(アメリカ時間)にも成立する可能性」があるとの見方を示しました。
5日放送の関西テレビ「旬感LIVE とれたてっ!」には、米中の安全保障などが専門のキヤノングローバル戦略研究所の峯村健司氏が出演。
「トランプ大統領の言動が激しくなっている」ことに触れたうえで「トランプさんはすごく焦っている」と解説しました。
■トランプ「交渉は順調」と強調
トランプ大統領は4日(アメリカ時間)、イランとの交渉について「48時間以内に分かる」と述べ、交渉が順調に進んでいると強調しました。
一方、「イランが合意しなければ、非常に激しい攻撃を受ける」として改めて牽制しました。
米ニュースサイト「アクシオス」によると、暫定合意の期間は「60日間」で通行料は徴収せず、最初の30日以内に海峡の中央航路から機雷を除去することなどが盛り込まれる見通しです。
一方で、「イランによるホルムズ海峡の管理権限が認められる見通し」と報じられていて、自由な航行に繋がるかは不透明です。
■「トランプさんはすごく焦っている」
峯村氏はこうした状況を受けて「トランプさんはすごく焦っている」と話しました。
【峯村健司さん】「中間選挙が近づいてきている中で、戦争前に比べるとガソリンの価格が4割ぐらい高くなってるんですね。
大体1ガロン(約3.8リットル)4ドルを超えると『選挙は絶対に勝てない』という法則がある中で、もう今4ドルまでいっちゃってますので、『まずい』と。
支持率も過去最低で3割台前半ぐらいまで落ちているんですね」
一方、イランは「足元をよく見ている」として、「あえて時間を延ばすことによってトランプ氏にある意味の報復をしている」ため、駆け引きが生まれていると話しました。
■停戦の可能性は「高くない」
一方、「5日、6日にも合意成立の可能性がある」ということですが、峯村氏はこれが停戦に結び付く可能性は「高くない」と話しました。
【峯村健司氏】「イランとしては、もうホルムズはある意味『人質に取れるんだ』と。『アメリカも困らせる、世界も困らせる』ということを分かってしまったわけですね。
なのでこれを手放すことはなかなかしないんじゃないかと見てますし、これでもうジリジリとアメリカに対してどんどん圧力をかけていくんだろうと見ています」
そのうえで、「イランの方が主導権を握っている」と述べました。
【峯村健司氏】「むしろトランプさん側が『早くやりたい』というところをかなり見透かされてるところがあります。
いま、トランプさんは結構言葉が激しくなってきてるんです。これ、トランプさんをずっと見てきた人間からすると、焦ったトランプさんほど、結構激しい言葉を言う。焦りはマックスに達していると見ています」
(関西テレビ「旬感LIVE とれたてっ!」2026年8月5日放送)
