10年前の熊本地震に続き、再び震度7の揺れに見舞われた熊本県。今回の地震について、防災システム研究所の山村武彦所長に話を聞いた。
山村所長は、10年前に比べ今回の地震は揺れ方が大きかった一方で、電気や商店の再開が比較的早かったと評価。一方で、現在も多くの地域で続いている断水が作業員が宿泊できるホテルの営業再開を妨げ、復興活動全体が滞るリスクを指摘した。
キャスター:
熊本では再びこの震度7の揺れに見舞われたということになるんですが、今回の熊本地震、どのような印象をお持ちですか。
山村武彦所長:
そうですね、10年前の熊本地震は、最大ガル数、加速度が1791ガルなんですね。今回はそれを大幅に上回る2473ガル。すごい揺れ方なんですね。ですから震源に近いところでは凄まじい揺れだっただろうと。そういう揺れをもたらした地震だと思いますね。
キャスター:
酷暑の中の、皆さん作業をなさってるんですが、山村さんが今一番気になってらっしゃることはどんなことでしょうか。

山村武彦所長:
そうですね、早い点としては、電気の復旧が比較的早かったっていうことと、そしてホームセンターやコンビニが比較的早くオープンしています。今日も行ってみてきたんですけれども、だいたい10軒のうち8軒ぐらいはオープンしていると。

ガソリンスタンドもですね、閉鎖されていたところも含めて、行列がほとんどもうできていないという状態なんでね、そういった点は朗報だと思います。それが比較的早い点。今やっぱり遅いのは断水復旧ですね。この断水が一番の問題点ではないかなというふうに思いますね。
断水復旧の遅れがもたらす懸念
山村武彦所長:
断水が続くと、この被災地内の旅館とかホテルはどうしても営業できないんですね。ですからそうするとそこを利用する作業員が泊まれないんです。そうすると復旧がさらに遅れる。断水復旧もまた悪いスパイラルになってしまわないか心配ですね。

