煙突が崩落し、11人が閉じ込められた日本製紙八代工場で、懸命の救助活動に当たった岡山市消防局の隊員が7月31日朝、岡山市に戻り、現地の過酷な状況を語りました。

天井近くまでがれきやコンクリート片が積み上がり、足の踏み場もない所を隊員たちが手でかき分けながら進んでいきます。震度6強を観測した熊本県八代市の日本製紙八代工場では、煙突が崩落し、11人が閉じ込められました。

岡山市消防局など県内の消防本部の隊員で構成される緊急消防援助隊159人は地震が発生した7月28日の夜に熊本県に派遣されました。

(岡山市消防局 吉田謙介消防司令長)
「(被災地に)着いたのはおととい(29日)未明。近づくにつれ、停電で信号が消えて街が真っ暗。道路状況もどんどん悪くなり非常に大きい災害と感じた」

緊急消防援助隊は主に日本製紙八代工場で夜を徹して救助活動に当たり、閉じ込められた11人のうち3人を救出しました。3人は、煙突に押しつぶされた事務所辺りで発見されましたが、いずれも心肺停止の状態だったということです。

(岡山市消防局 大森浩章消防司令長)
「事務机やロッカー、コンクリートの破片が散乱。一つ一つかき分けながら最後は手堀り作業で、要救助者の体を傷つけないよう配慮しながらの活動」

活動中も度々、余震に襲われ残った煙突が崩落する危険もあり、救助活動は熾烈を極めたといいます。

(岡山市消防局 大森浩章消防司令長)
「猛暑の中、昼夜を問わず活動。人命救助の優先はもちろん、隊員の安全も守らなければならない。余震が頻発し隊員も避難。一時中断を余儀なくされた」

岡山県の緊急消防援助隊は現在第2陣が現地で活動していて、要請があれば第3陣を派遣するということです。

岡山放送
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