横浜市の山中竹春市長が、職員らに暴言を吐いたとして告発された問題で30日、調査報告書が公表され、複数の言動がパワーハラスメントと認定された。
横浜市の山中竹春市長は前副市長を「ポンコツ」などと揶揄する発言や、職員に対して「ポンコツ」「切腹だぞ」などと威圧的な発言を繰り返したとして、2026年1月に市の幹部から告発されていた。
30日に公表された第三者による調査報告書によると、7つの事項について、パワハラを認定したという。
市の幹部に「TICAD(=アフリカ開発会議)を誘致できなければ切腹だ」とした発言は「聞いたものにとっては職を辞さなければならないなどと想像することは容易」「精神的苦痛を与えるものである」として複数の言動について事実を認め、パワハラと認定した。
また、「お前、裏切ったらこれだからな」と銃口を向けるようなポーズをとったことについては「圧迫行為であり業務の範囲を超えている」としたほか、「ポンコツ」「ダチョウ」「スペックが低い」「人間のクズ」などの発言は「人格を否定する発言および侮辱行為」と指摘しました。
調査ではこのほか、市長室で職員を怒鳴ったり、書類を机上に投げつけた行為、深夜や休日を問わない業務連絡、市長室への事実上の「出入り禁止」措置や、人事権を背景にした職員への心理的圧迫などもパワハラと認定した。
報告書では個々の行為だけでなく、こうした発言が日常的かつ継続的に行われていた点を重視し、「職員の尊厳を深く傷つけ、職場環境を悪化させる、決して看過できない重大なパワハラ行為」と総合評価した。
一方で、「デブ」「二頭身」などの容姿を揶揄する発言や一部の出来事については直接的な証拠が不足しているとして真偽不明とした。
報告書はアンケートやヒアリング調査を行い、取りまとめられたもので、「市長自身が指摘に率直に向き合い不適切な言動を謙虚に認め、人権感覚を刷新すべき」としている。
午後には報告を受けた市議会が調査した弁護士らに質疑を行った。
