7月28日夕方、最大震度7を観測した熊本県。八代市田中町(たなかまち)では倒壊した家屋に閉じ込められた人の救助活動が続いてます。現場から西村勇気アナウンサーがお伝えします。

西村勇気アナウンサー:
倒壊した住宅前からお伝えします。八代市田中町(やつしろし・たなかまち)です。今まさに、熊本県警の救助隊員が2階から家の中に入ろうとアプローチをかけています。さきほど、バールをくれという声がありましたので、何か中の物を壊しながら、少しずつ、要救助者がいるところに進んているものとみられます。

この家は2階建てですが、1階部分がつぶれて平屋のようになっています。きのう(28日)一時、3人が生き埋めとなりました。うち2人を救助しましたが、まだ1人、この家にに取り残されています。熊本県警、宮崎県警、大分県警、東京警視庁も加わり、懸命の救助活動が続けられています。この家の親族によりますと、3人は親子です。90代の父親、60代の娘、60代の息子の3人暮らしだったということです。

きのう(28日)2階にいた60代の息子がまず助け出されました。その後、1階の台所にいた60代の娘が助け出されました。ただ、1階で寝たきりだった90代の父親がまだこの家の中に取り残されている状況です。

熊本市から駆け付けた親族、孫にあたる男性、そして、助け出された60代の娘に話を聞きましたが、「お父さんは1回のベッドの上でテレビを見るのが楽しみだった」と話してくれました。救出された娘は右腕をけがしながら「一刻も早く無事に見つかってほしい」と祈るような言葉をかけながら救出作業を見守っていました。

「その祈りが少しでも早く届くことを願いたい」そんな現場です。

90代の男性が救助を待っています。八代市田中町から中継でお伝えしました。
(7月29日放送)

テレビ熊本
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