「最大震度7」を観測した28日の熊本地震で、これまでに13人が亡くなり多くのけが人が出ている。県の関係者については現在までにけが人などの報告はない。

28日午後4時27分ごろ、熊本で発生した大地震。
熊本・宇城市と氷川町で「震度7」を観測した。
この地震で、これまでに13人が死亡、多くのけが人が出ている。

県関係について県教育委員会によると、県内の学校関係者11人が研修のため熊本に滞在していたが、11人全員の無事が確認された。
また、県立高校3校と私立高校1校、計4校の生徒・教職員が部活動などで福岡・長崎を訪れていたが全員の無事が確認されている。

そのほか船籍・船の登録が山形県の漁船1隻が山口の周辺で漁を行っていたが、県漁協が乗組員の無事を確認した。

県の防災危機管理課にも、これまでに県関係者や旅行客などの被害の報告は入っていない。

なお、現在までに県や県警・自衛隊第6師団に熊本への派遣要請などはないという。

<中村防災士による解説>
地震そのものではなくそこから派生する災害、いわゆる二次災害について詳しく伝えます。

まず、28日からの報道で目にした人も多いと思うが、至る所から煙が上がっていて火災が発生していた。
以前もお伝えしたが、今の家庭用ガスは基本的に大きな揺れで止まるようになっています。
ガスコンロを使っていた場合、無理に消して危険を冒すのではなく、まずは身の安全を確保。そして安全が確保でき、揺れが収まってから火を消しガス栓を閉める。

注意したいのは電気火災。
地震の時に家にいなかったり、地震後にブレーカーを落とさず避難すると、ブレーカーが上がったままで火災のリスクがある。
対策としては、大きな揺れで自動的にブレーカーが落ちる「感震ブレーカー」というものがある。
県の自主防災アドバイザーの細谷さんによれば、山形での普及はいまいち。
すでにある家のブレーカーに後付けすることもできるのでぜひ検討してください。

そして、この時期の地震としては熱中症にも注意が必要。
停電・断水した状況下で暑さ対策ができているか、確認してほしい。
たとえば、電池式扇風機や冷感タオル・スプレーが非常持ち出し袋に入っているか。
日ごろから、冷凍庫に保冷剤をストックしておく習慣があると、いざという時に役に立ちます。

さらに、土砂災害との関連もある。
地震の後は地盤が緩み、少しの雨でも土砂災害が起きやすい。
実際、気象庁は大きな地震の後、土砂災害の注意報・危険警報などの発表基準・ハードルを下げて運用する。
つまり、少しの雨でも土砂災害が起きやすいというメッセージになっています。
山形でも今後仮に大きな地震があればそういった措置が取られることを覚えておきたい。

今回は九州の地震で東北で揺れたわけではないですが、こんな時こそ、もし山形で同じ地震が起きたらどうするかイメージすることが大切。

さくらんぼテレビ
さくらんぼテレビ

山形の最新ニュース、身近な話題、災害や事故の速報などを発信します。