福岡県議会の議長・副議長ポストを巡り、幹部らが金銭を受け取ったと疑惑が持たれている自民党県議団は議員総会を開き、今後の対応などについて話し合いを持った。
自民党県議団総会 蔵内勇夫議長は欠席
自民党県議団の議員総会は7月27日午後、県議会棟で開かれ、一連の疑惑に関する調査スケジュールなど今後の対応を協議した。渦中にある蔵内勇夫・議長(72)は欠席した。
議員総会に先立つこの日の午前中には、自民党県議団に所属する江藤秀之・県議(66)が、疑惑を証言した吉松源昭・県議(58)とともに会見に臨み、2020年の副議長就任の際、中尾正幸・元県議(61)に500万円を渡したほか、会食の際のお車代や宿泊ゴルフ代を吉松氏と折半したことなどを初めて公の場で説明した。
また、当選2回の自民党県議8人は幹部宛に意見書を提出し、疑惑に対して会派としての公式見解を示すことや解決しないなかでの議会の自主解散は避けること、更には調査にあたり独立性の高い第三者委員会を設置することなどを求めた。

議員総会後、自民党県議団の松尾統章会長は記者団からの取材に応じ、中尾元県議の辞任について「びっくりしている」と述べた。
「泥仕合になっているが見守っていきたい」
記者) 中尾氏の議員辞職はどう受け止めているか。
松尾会長(以下、松尾) それはやはり重く受け止めています。副議長を辞めると思ったら「議員を辞める」と言われ、本当にびっくりしました。
記者) 中尾氏に対する気持ちは総会でどのように説明したのか。
松尾) 私は中尾先生とは、もう本当に古い付き合いです。人間的に本当に中尾先生のことを信頼していますが、今回の金銭授受の話については、人間関係で判断するものではないと発言しました。事実関係をはっきりさせて、その上で県民の皆さん方の信頼を回復して頂かないといけないといった発言をしました。(中尾氏が)議員辞職という大変重い決断をしたなかで、吉松さんと中尾さんが今、泥仕合のようになっているので、それを議員辞職して司法の場で白黒はっきりつける、といったことに対しては、私自身は評価というか、見守っていきたい、というような発言をしました。
記者) 若手議員が第三者委員会の設置を要望したが。
松尾) それぞれの地元で厳しい声が出ていることを踏まえ、若い期の先生だけでなく、いろんな議員の先生方から早く地元にきちんと説明をしたいと。そうしたなかで、第三者調査会とか委員会の発言がいろいろあったところです。
江藤氏に対して「私の方から、どうとかはない」
記者) 「今、疑惑を告発してる議員は辞めるべきだ」といった声はあったか。
松尾) それは出ませんでした。
記者) 中尾氏に500万円を渡したと会見で述べた江藤氏が、議員総会に出席していたが、何か発言したか。
松尾) 江藤議員は、発言は何もしていませんでした。
記者) 江藤氏は、県議団に残る意思を示しているが会長としてはどう思うか。
松尾) 私の方から、どうとかはありません。
記者) 中尾氏は吉松氏を刑事、民事で告訴するとしているが、会派としての方針は。
松尾) 特段、そのへんはありません。
「これから法廷で戦っていく」
一方、総会には7月24日に議員辞職した中尾・元県議も出席。辞職について報告した。中尾元県議は総会後、記者団からの取材に応じ「これから法廷で戦っていく」と述べた。

記者) 江藤氏が会見で、中尾氏に500万円支払ったと話したが。
中尾氏(以下、中尾) 事実ではありません。
記者) どういった気持ちで総会に出たか。
中尾) きょうは県議団のみなさんに最後の挨拶をさせて頂いた。

記者) どういった挨拶か。
中尾) これから法廷で戦っていきます。

記者) 吉松氏と江藤氏と?
中尾) はい。

記者) 何か物証や材料はあるのか。
中尾) これからですから。(江藤氏の会見では)何か感謝の言葉はなかったですか?私に。
記者) 何も。
中尾) そうですか。あくまでも正・副議長のポストを彼らはお金で買ったということですね。
(テレビ西日本)

