インドで大学入試の試験問題流出をめぐる抗議デモが拡大する中、教育相が辞任しました。デモを主導してきた「ゴキブリ人民党」は、要求が受け入れられたとして抗議活動の終了を表明しました。
インドでは、今年5月に実施された大学医学部などの統一入試で、試験問題の流出疑惑が発覚し、試験が無効となって、およそ220万人の受験生に影響が及び、再試験が実施される異例の事態となりました。
問題の流出により将来を左右する試験がやり直しとなったことへの不満が広がり、教育相の辞任や教育制度の見直しなどを求める抗議デモが各地に拡大していました。
デモを主導した「ゴキブリ人民党」は、最高裁長官が失業中の若者を「ゴキブリ」と表現したことへの反発から、SNS上で始まった若者主体の運動で、短期間で全国に支持を広げました。
こうした中、プラダン教育相は25日、モディ首相に辞表を提出し、「若者が混乱に巻き込まれることを許さない」と説明しました。
団体側は、教育相の辞任に加え、問題流出を受けて自殺した学生の遺族への補償などを政府が約束したとして、抗議活動の終了を発表しました。
後任には、プララド・ジョシ食料・消費者問題担当相が教育相を兼務する形で任命されました。
一方、野党は引き続きモディ政権の責任を追及する構えで、事態が収束に向かうかが焦点です。
