福岡県議会の金銭授受疑惑を巡って24日、中尾正幸副議長が議員辞職した。記者会見では「金銭のやり取りは絶対ない」と強調。関与を否定する中、なぜ辞職という決断をしたのか。

「事実無根でございます」

「ご迷惑をおかけし大変申し訳ございませんでした」と10秒ほど頭を下げ謝罪したのは、福岡県議会の中尾正幸副議長だ。

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24日、突然の議員辞職後に行われた記者会見で、改めて金銭授受疑惑への関与を否定した。

福岡県議会・中尾正幸副議長:
金銭の授受は絶対にありません。

さらに…。

福岡県議会・中尾正幸副議長:
あわせて吉松さんに対しては、名誉毀損で刑事・民事で弁護士の先生と相談して告訴いたします。

福岡県議会の議長ポストなどの見返りに現金を強要したとされる、いわゆる“カツアゲ疑惑”の当事者の1人と指摘されていた中尾副議長が24日、突然議員を辞職し記者会見を開いた。

福岡県議会・中尾正幸副議長:
私に対する県民の信頼が大きく損なわれている以上、副議長の職ならびに県議会議員の職を辞する旨を蔵内議長にお伝えし、辞表を受理していただきました。
何度も申し上げますが、私はお金を受け取っておりません。事実無根であります。金銭の授受は絶対にありません。

告発議員を「告訴する」

疑惑の発端となったのは、福岡県の吉松県議による告発だった。

公開した音声データの中で、中尾副議長だとされる人物が「大金」の受け渡しを取り仕切っていた。

吉松県議が公開した音声データ
吉松県議が公開した音声データ

中尾副議長だとされる人物の音声データ:
明日預かります。責任持ってちゃんと立ち会いますから。
大金やけんね。管理しとかんと。

中尾副議長はこれまで記者会見などで金銭授受疑惑への関与を重ねて否定してきたが、24日に突然、議員を辞職したのだ。

午後に開かれた会見では、“カツアゲ疑惑”への関与を改めて否定し、辞職した理由について、次のように説明した。

福岡県議会・中尾正幸副議長:
誰一人私を信じていただけなかった。そして国民の皆さまもそうかと思います。本当に信用にたり得ていないと。私に対する県民の信頼がない限り、議員の職を続けるべきではないと思っています。

さらに、疑惑を告発した吉松県議への対抗措置も発表した。

福岡県議会・中尾正幸副議長:
吉松さんに対しては名誉毀損で、刑事・民事で弁護士の先生と相談して告訴いたします。

知事は第三者委員会による調査行う考え表明

福岡県議会のドンと呼ばれる蔵内勇夫議長は、二人三脚でやってきた中尾副議長の辞職について聞かれると…。

福岡県議会・蔵内勇夫議長:
中尾、心配して「トカゲの尻尾切りと言われるか分かりませんよ」とこう言いましたんでね、「中尾君、君は並のトカゲじゃないよ」と。

一方、福岡県の服部誠太郎知事は、県議会をめぐる数々の問題について、第三者委員会による調査を行う考えを明らかにしている。
(「イット!」7月24日放送より)

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