京都府在住の60代女性が、SNSを通じたロマンス詐欺の被害に遭い、約1億9,500万円をだまし取られました。

富山中央警察署
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巧みに「信頼」を築く手口

富山中央警察署によりますと、去年6月ごろ、京都市に住む60代女性のFacebookのアカウントに男性を名乗る見知らぬアカウントからメッセージが届きました。その後、やり取りはLINEへと移り、連絡を重ねるうちに、女性は相手に親近感を抱くようになったといいます。

そこに、「電子ゴールドの勉強をしないか」「金の取引に関するもので利益が出る」と投資の話が持ち掛けられ、女性は相手に指示された暗号資産のアプリをダウンロードし、指定されたインターネットサイトにアクセスしました。

「利益が出た」という演出

去年9月に、女性は約10万円分の暗号資産を購入し、指示されたアドレスに送金すると、サイト上では利益が出たように表示されました。

利益が出たと思った女性は相手をさらに信じ込み、「もっと利益を増やさないか」と勧められると、去年10月から今年1月にかけて、7回にわたって合計約4,900万円分の暗号資産を送金しました。

そのたびに、サイト上では利益が出たように見せかけられていました。

次に、相手は出金を求めた女性に対し、「別のアカウントと連絡をとる必要がある」と指示。別のアカウントからは「利益に対する税金を支払う必要がある」と言われ、1月末に約4,600万円分の暗号資産をさらに送金。

その後も、「口座の有効化の手続きのため」などと称して、2月に約5,000万円、同月さらに5,000万円を、それぞれ指定された口座に振り込みました。

短期間に多額の入金が続いたため、金融機関から女性に連絡が入り、女性が家族に事情を話したところ、詐欺であることを指摘されて被害に気付いたということです。

「詐欺だとは思わなかった」

女性は「犯人と事前にやり取りを重ねたことで親近感を持ち、信頼してしまった。詐欺だとは思わなかった」と話しているということです。

警察によりますと、女性は日頃から特殊詐欺の手口のことは知っていたということですが、それでも、言葉巧みなやり取りで犯人を信頼してしまうため、誰でも被害に遭う可能性があると注意を呼びかけています。

また、SNSで頻繁に連絡を取り合っていたとしても、一度も会ったことのない相手からお金の話や投資を勧められた場合は、詐欺を疑うよう呼びかけています。

SNS上でお金を請求されたときは、すぐに振り込まず、家族や警察に相談してください。相談は110番または警察相談専用番号「#9110」へ。

また、警察庁が推奨する無料アプリ「詐欺対策 by NTTタウンページ」や「詐欺バスター Lite」を活用することも被害防止に有効とされています。

(富山テレビ放送)

富山テレビ
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