スペインの優勝で幕を閉じた、FIFAワールドカップ。開催国の1つであるアメリカのトランプ大統領は、アメリカ代表選手の出場停止処分の見直しをFIFAインファンティーノ会長に求めるなど、物議をかもした。
決勝戦後の表彰式ではトランプ大統領とインファンティーノ会長が登場すると、観客席からは、うなるようなブーイングが起きる場面もあった。
関西テレビ「旬感LIVE とれたてっ!」に出演した、米中の安全保障などが専門のキヤノングローバル戦略研究所の峯村健司氏は、トランプ大統領に同行したホワイトハウス記者の「スペインが勝ったが、トランプが勝った」という言葉を紹介。
アメリカではアメリカンフットボールや、バスケットボール、野球に比べて人気がなかったサッカーのワールドカップを成功させることで、「人気を高め、それに乗っかった」と説明した。
■ホワイトハウスの同行記者「スペインが勝ったけど、トランプが勝った」
アメリカンフットボールのプロリーグ「NFL」では、優勝決定戦「スーパーボウル」の前後半の間のハーフタイムに、著名なミュージシャンたちがライブをする「ハーフタイムショー」が開催される。
今大会では、サッカーでは異例のこの「ハーフタイムショー」が実施された。
峯村氏は、これによって「トランプ大統領がサッカーの人気を上げた」形になり、「その人気に乗っかった勝者となった」と評した。
【峯村氏】「けさ(2026年7月20日朝)、同行したホワイトハウスの記者に話を聞きました。そうしたら、『スペインが勝ったけど、トランプが勝った』という言い方をしていました。
『政治ショー』として完全に利用した。サッカーって実は、アメリカであまり人気がなかったのを、『スーパーボウル型』で、エンターテイメントをやることで人気にした。
トランプさんがある意味、サッカーの人気を上げて、それに自分も乗っかったという意味では、トランプさんが『勝者』という言葉もうなずけるなと」
■「トランプ大統領はブーイングが好き」
また会場の大ブーイングについては、「トランプ大統領はブーイングが好き。『注目されている』とアピールする」と解説した。
【峯村氏】「トランプさん、ブーイング大好きなんですよ。ブーイングは、ある意味批判なんですけど、一方でトランプさんのコアなサポーターとか、これまでサッカーに関心がなかった人から見ても面白いっていうところがある。
トランプさんからすると、『気持ちいい』ぐらいしか思ってないんじゃないかと。批判が来ることすら、誇っている感じで、あまり気にしないどころか、むしろこれが『私が注目されているんだ』っていうアピールですね」
(関西テレビ「旬感LIVE とれたてっ!」2026年7月20日放送)
