福岡県議会の正副議長ポストをめぐる金銭授受疑惑が波紋を広げています。

19日に行われた県のイベントでは、出席者の住民が予定外の苦言を発し、一時騒然となりました。

◆服部誠太郎 知事
「いよいよ、きょう、この西公園に新しいシンボルが誕生いたします」

福岡市の県営西公園で19日に行われた、新たな展望施設の完成を祝う記念式典。

総額約3億4000万円をかけた一大事業とあって、県議会議員らも多く詰めかける中、渦中の人物の姿はありませんでした。

◆記者リポート
「福岡県からの式典についてのお知らせによると…蔵内議長は欠席となったようです」

来賓として名を連ねていた県議会のトップ・蔵内勇夫議長が急きょ欠席に。

疑惑の渦中にいる“大物”が不在となる中、式典はスタート。

予定外の出来事は、蔵内議長の祝辞を別の県議が代読した直後に起きました。

◆当仁校区 自治協議会 高橋績会長
「大変、ありがたく思っております…そう、言いたいところでございますが、この展望台におきましては、幾度も説明会の中で、再三にわたり、障害者・高齢者いわゆる弱者に対する対応を要望してまいりましたが…」

挨拶の予定はなかった地元の代表者が突然前に出て、展望施設のバリアフリー化を求めたのです。

さらに…

◆当仁校区 自治協議会 高橋績会長
「ただ今、福岡県議会の大問題について新聞やテレビで毎日のように報道されております。1日も早くその真偽を確かめ、その結果について公表いただくことを切に願います」

一部から拍手が起きる中、男性はそのまま会場を後にしました。

◆服部誠太郎 知事
Q..県民の代表から苦言があったが
A.「まさに、県民の皆さま方の率直なご意見であると受け止めさせていただきました。長い間にわたる悪弊、悪しき慣例に決別をして、県政を前に進めていく」

Q.蔵内議長の欠席理由は
A.「全くお聞きしておりません。お祝いの席でいろいろ“そういう話”が輻輳(ふくそう)しないように、というご配慮もあったのかなと」

その蔵内議長は17日金曜日、TNCの取材に応じ、告発した吉松源昭県議と、反論の会見を開いた中尾正幸県議が当選同期ということを踏まえ、このように話しました。

◆蔵内勇夫議長
「いわば、元自民党県議団同期生の主流派、反主流派の争いと変わらなくなっちゃんたんだよね。お互い、いろんなことを言っているし」

Q.食事会の場でお金の支払い、蔵内さんに500万円を払ったという議員さんの話が出てきていますが
◆蔵内議長
「匿名なんでしょ。匿名の話なんてのはさ、今SNSですごい話が出ているじゃないですか。だからそういう匿名の話にいちいちさ、コメントしていられないよ」

Q.今後の議員生活がやりにくいから言えないと言う人たちもいるのでは
◆蔵内議長
「それはしかし議員として責任を持って、やっぱしね、自分がやったことは背負っていかなきゃいかんと思うよ」

この問題をめぐっては、同じ時期に議長と副議長を務めた吉松県議と江藤秀之県議が、自民党県議団の幹部らに合わせて2840万円を支払ったと証言。

自民ではこのほか、議長経験者の現職県議が300万円、元副議長は他会派も含めたゴルフ代や飲食代で100万円ほど、民主会派では元副議長が「蔵内議長に500万円を手渡した」と、TNCの取材に証言しています。

テレビ西日本
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