日本代表セッターとして活躍するも、胃がんのため31歳で亡くなった藤井直伸さんの遺志を継いだバレーボール教室が、今年も宮城県石巻市で開かれました。
このバレーボール教室は、藤井直伸さんのふるさとの石巻市でおととしから開かれているもので、地元の中学生などおよそ40人が参加しました。
藤井さんは、旧大須中学校でバレーボールをはじめ、古川工業高校ではセッターとして活躍。
2017年からは日本代表に選出され、東京オリンピックでもチームの中心選手として活躍しましたが、2023年、胃がんのため、31歳の若さでこの世を去りました。
「地元に恩返しがしたい」という藤井さんの遺志を受け継ぐこのバレー教室。
講師を務めたのは、藤井さんが所属していた東レアローズ静岡の選手たち。
藤井さんの妻で、元女子バレーボール日本代表の美弥さんも指導に加わりました。
故・藤井直伸さんの妻 美弥さん
「彼もバレーボールが本当に大好きだったので、好きという気持ちが物事の上達につながると思うので。バレーボールに限らず好きなことを一生懸命頑張るという気持ちが、この地域にもそうですし、もっと広く広く伝わっていけばうれしいなと思います」
東レアローズ静岡 李博選手
「藤井の思いなどは絶対なくしてはいけない。そこに向けて、自分も思いは伝えていきたいという気持ちは強くあります」
参加した中学生
「すごくレシーブなども丁寧に上げてくれて、足の動きなどが勉強になりました」
「こんな機会はめったにないし、いろんなことを吸収して学べました」
充実した表情の中学生の姿に、藤井さんの両親は…。
藤井さんの母 みちえさん
「本当にバレーが楽しい、好きだという子供たちがきてくれていると思うので、それが伸びていってくれればいいかなと思う」
藤井さんの父 俊光さん
「教室で学んだ子供たちが、またほかの人たちにいろいろな形で恩返しができればいいんじゃないかと思います」
東レや石巻市は今後も、この教室を続けていくことにしています。
