宮城県内では、「社食」を充実させる取り組みが広がっています。その背景とは?

Tシャツのデザインなどを手がけている、仙台市若林区の「AZOTH」です。

門間陸斗アナウンサー
「この会社では、休憩中に気軽に利用できるあるサービスが導入されています。」

この会社で導入しているのは、「オフィスでやさい」。
冷蔵庫を無料で貸し出し、サラダやフルーツ、総菜などを定期配送する、2014年から始まった設置型社食サービスです。
物価高騰が続く中、100円から300円で野菜を手軽に取ることができ、ほとんどの従業員が利用しているといいます。

社員は…
「普段取れない栄養をここで取れるというのが一番ありがたいです。」
「すごく安くて使いやすいと思います。」

サービスを手がける「KOMPEITO」によりますと、宮城県内では149の企業が導入しているということです。

広がりの背景にあるのは今年4月の「税制改正」です。企業の食事補助に関する所得税の非課税限度額が、月額3500円から7500円へとおよそ42年ぶりに引き上げられました。
企業の負担を増やすことなく、社員の実質的な手取り向上につながり、人材確保の観点から取り組む企業が増えているといいます。

KOMPEITO 広報担当 白井小百合さん
Q.導入した企業の反応は?
「どうしても野菜や果物は傷んでしまうので持って来られない、というところに、プラス1品で、しかも100円から、オフィスにいながら購入できる所が非常に喜ばれています。」
Q.今後の展望は?
「東北初の拠点を宮城県に作りたいと思っているので、これから宮城県の方にもっとオフィスでやさいを知っていただいて、流通と製造の拠点を設けられるようにしていきたいなと」

導入した会社では、こんな効果も。

AZOTH 常務取締役 相澤和子さん
Q.導入しての効果は?
「みんなでこのオフィスでやさいを中心に色々な会話が生まれていたり、どんなもの食べたとか何がおいしいなど、そんな会話も生まれて、社員同士のコミュニケーションとしても一役を担っているなと」

また、この会社では、社員の健康づくりにつなげてもらおうと、本社から徒歩5分の場所にフィットネスジムを開設しました。従業員は、週に1回、就業時間中に勤務の一環としてトレーニングをすることができます。

社員は…
Q.ジムの効果は?
「体重をキープできています。」
「ジムに行くときに(オフィスでやさいの)プロテインを買ってから来るという流れがいつもありますね。」
「これからの仕事にも、(体力的にも)良い方向でつながっていけるのかなと思います。」

AZOTH 常務取締役 相澤和子さん
「社員の健康はすごく大事なことなので、それを私たちでサポートできることを食事とそれから運動で、これからもサポートして、会社の良い雰囲気が作れれば良いなと思っています。」

選ばれる企業になるために…福利厚生の充実につながる取り組みは、今後も需要が高まりそうです。

仙台放送
仙台放送

宮城の最新ニュース、身近な話題、災害や事故の速報などを発信します。