たっぷりのだしを混ぜたうまみたっぷりの卵を、丁寧に焼き上げて重ねていくと出来上がり。
朝食の定番メニュー「だし巻き卵」です。
神奈川・相模原市のだし巻き卵専門店「卵魂 おがわや」では、卵を豪華に4個使っただし巻き卵定食が大人気。
その味を目当てに、平日の24日も多くのお客さんが訪れていました。
しかし、そのだし巻き卵は今、三重苦ともいえる原材料のトリプル高に見舞われています。
有限会社小川フェニックス 販売促進・久木田幸城さん:
先が本当に読めなくて、とても怖い。
まず襲いかかったのが卵の高騰。
現在、卵1パックの平均価格は309円と高止まり状態が続いていて、2024年の同じ時期と比べて62円も値上がり。
24日に取材した「卵魂 おがわや」は養鶏農家が営んでいるため、市場の価格に直接は左右されないといいますが厳しい状況に変わりはありません。
有限会社小川フェニックス 販売促進・久木田幸城さん:
飼料価格とか原料価格とか、全部上がっているので本当に厳しい。コストを落とすと卵の品質に影響が出てしまうので落とせない。
その卵と同様に悩ましいのが、砂糖の値上げ。
精糖大手2社が、8月から一部製品の出荷価格を約3%以上引き上げることを明らかにしました。
卵と砂糖に続き、うまみのもとである、だしも値上げの危機にさらされています。
海水温の上昇などの影響により、5月の価格は1年前より昆布が11.2%、カツオ節が3.5%値上がりしました。
有限会社小川フェニックス 販売促進・久木田幸城さん:
かつお節屋さんに卸していただいているが、「ちょっと値上げさせてもらいたいんだけど」という話を聞いている。どこまでいっちゃうのか分からないという不安がある。
卵と砂糖とだしのトリプル高の一方で、値下がりしているものもありました。
米の価格がどんどん下がっているんです。
最新の調査によるスーパーでの平均販売価格は、5kgあたり税込み3588円。
4週連続の値下がりで、2026年1月の4416円から800円以上安くなりました。
「卵魂 おがわや」では、だし巻き卵定食のご飯を1杯おかわり無料で提供しています。
有限会社小川フェニックス 販売促進・久木田幸城さん:
(コメの価格が)一時期の金額からは少し戻りました、ほっとしています。「また来たいな」と思ってもらえるようなサービスを提供したい。
現時点ではトリプル高によるメニューの値上げは予定していませんが、原材料のさらなる高騰が続けば値上げも検討せざるを得ないとしています。
