濁流に街がのみ込まれた中国に、猛烈な熱波で死者が相次ぐヨーロッパ。
スーパーエルニーニョの影響からか、世界各地が異常気象に見舞われています。
記録的豪雨が続いた中国の湖南省で撮影された映像では、茶色く濁った水が道路を勢いよく流れていた次の瞬間、土砂崩れが発生し、3階建ての住宅が一瞬で倒壊しました。
さらに中国の山岳地帯では、激しい洪水によって車が立ち往生。
乗っていた2人は、濁流の中をはうように進み、なんとか無事に救出されました。
中国では洪水や土砂災害が相次ぎ、多くの人が避難を余儀なくされるなど影響が広がっています。
一方で、ヨーロッパを襲っているのは記録的な熱波。
フランスでは18日以降、水の事故で40人が死亡するなど猛暑による被害が拡大しています。
フランス南西部ピソスでは23日、最高気温44.3度を観測。
フランスの気象当局は、熱波の危険度を示す4つの警戒レベルの中で最も高い「赤色警報」を全国96県のうち58県に発令しました。
日本人観光客は、日本では考えられない実情を「電車・バスにもエアコンがついていない。もう蒸し風呂状態でしたね」と明かしました。
パリに住む俳優の杏さんも、SNSで「約40度、クーラーなし」とイラスト付きで暑さの苦しみを伝えていました。
歴史的建造物が多いフランスでは、景観保護などの規制で、室外機を外壁に取り付ける必要があるエアコンの設置が制限されています。
そのため、壁掛けではなく、窓の外にダクトを出すタイプのクーラーが利用されています。
フランスだけでなく、イギリスも記録的な猛暑に襲われていて、場所によっては最高気温が38度から40度に達するとの予報も出されています。
ヨーロッパを襲っている異例の暑さは27日ごろまで続く見通しです。
