中山間地域の農業が、後継者不足と高齢化に直面しています。そんな中、小城市の棚田で佐賀大学の陸上部がコメ作りのボランティアを始めました。
【原竹】
「広大な佐賀平野が見通せ、美しい棚田が広がるこの場所は、小城市の江里山地区です。この景観を維持保全するために、後継者不足、そして高齢化が問題となっています」
小城市の江里山地区。
標高400m、美しい棚田が広がる光景は、「日本の棚田百選」にも選ばれています。
この棚田で3年前から酒米の栽培を行っているのが江里山二十日会。
いま、担い手不足や高齢化が課題となっています。
【江里山二十日会 江里口博会長】
「メンバーも仕事してますから、土曜日なんかはもう来れないんですよね。11名いるんですけど、常時いるのはもう6名7名、そのくらいですね」
そんな中、5月行われた協定の締結式。
江里山二十日会への協力を買って出たのが…。
【佐賀大陸上部】
「短距離の100メートルやってますね」
「3000メートルしてます」
Q.じゃあ体力には?
「自信あります」
佐賀大学の陸上部。
中山間地域の農業支援を目的に、県が開設したマッチングサイトで結ばれました。
陸上部の部員は約50人。半数以上が農学部所属です。
「午前中のほうがもう、ここまでズボッてなったりしましたけど。うまくなったね。だいぶもう歩き方分かってきたから。もう、そうは埋まらんすよ」
この日は約60アールの棚田で酒米「山田錦」の田植えを手伝いました。
田植え機では植えられなかった所を手で植える「捕植」を行います。
【佐賀大陸上部】
「休憩とかめっちゃ設けてくれてて、体力面では全然大丈夫で。ほんと楽しい、楽しいですね」
「最近機械とか導入してるから、割と楽になってるんじゃないかなと思ってたんですけど、やっぱり機械ではできないところとかの捕食とかは、まだまだ大変な部分があって、稲作も難しいなって思いました」
【江里山二十日会 江里口博会長】
「ワイワイガヤガヤで、もう活性させてもらっております。こういう田んぼでの仕事は初めて。ほんと助かっておりますね」
今後は、9月に地元の祭りに参加し10月に収穫の手伝い、収穫された酒米は近くの天山酒造に出荷される予定です。
