「最近“本”を読みましたか?」
街行く人に話を聞くと「あまり今は読んでいない」「学生時代以来、読んでいない」との声が聞かれるように、街なかでも進む本離れ。
福島県教育委員会が調査した、子どもたちの1カ月の平均読書数でも、学年が上がるごとにじわじわと下がっているのがわかる。
そんな厳しい読書事情のなか、本に関して全国1位に輝いた場所が福島県内にあった。
本宮市の本宮第二中学校で、朝の読書タイムに目立つのは本ではなくパソコン。
生徒たちに話を聞くと「新幹線の本を読んでいました」「手軽に読みたいのを見つけたら、すぐ借りて読めるところがメリットだと思います」との声が聞かれた。
生徒の声にもあったように、メリットは「すぐに借りられる」という点。
本宮市では、それを支えるサービスも始まっている。
2025年11月からはじまった「もとみや電子夢図書館」は、市内に住む人や市内に通勤・通学する人は、スマホやタブレット、パソコンから、いつでも電子書籍を借りて読むことができる。
本宮市立しらさわ夢図書館の柳沼志津子館長は「なかなかご来館出来ない方に向けて、ご自宅や出先で使って頂けるようにということで導入いたしました」と語る。
電子図書館を導入する自治体は、全国で400あまりあるが、本宮市では導入から半年間の閲覧数が約9万2000冊と、人口あたりの数で全国トップ。
小中学校の読書タイムでの活用はもちろん、動画や音声など電子書籍ならではの楽しみ方も、多くの市民の関心を集めている。
柳沼館長は「なかなか読書に親しみにくい方にも、気軽に読書を楽しんでいただけるということで、電子図書はまた別の魅力があると思います」と話す。
皆さんも自分に合った方法で、読書を楽しんでみてはいかがだろうか?
