長野県伊那市の上伊那農業高校の生徒が地元のアカマツを活用したジェラートを開発しました。豊かな森の風味を感じ、地元の森林に親しんでほしいとの願いを込めました。
伊那市役所(長野県伊那市)のロビーに集まったのは上伊那農業高校・グローカルコースの3年生。
販売するのは、自分たちが開発したジェラートです。
生徒:
「(魅力は)自然の味を一緒に感じられるところ」
「森も感じるんですけど、地元も感じるような、伊那谷らしい味」
ジェラートは2種類。
チョコレートとナッツでコクのある「アカマツの森」と、レモンの酸味が効いた「アカマツの風」です。
名前の通り、どちらにも使われているのが、伊那谷の森林にも多いアカマツです。
高校の敷地にも生えていて、地域資源の活用や活性化を考える授業の中で、着目しました。
開発を担当した・藤沢愛梨さん:
「地域にあるアカマツに注目して、大人から子どもまで楽しめるジェラートはどうかなと思い商品開発しました」
まずは校内のアカマツの葉を採取。
発酵させた酵母液を蒸留して、香りを抽出します。
そのエキスを使い、卒業生が営むジェラート店が協力して何度も試作を重ね、完成しました。
協力した「ジェラテリア宮本屋」小原紗奈絵さん:
「マツの特徴的な香りがあるので、どういうふうに生かしていこうというところでは苦労した。すごくおもしろいと思ってワクワクが強かった」
記者が「アカマツの森」を試食―。
(記者リポート)
「アカマツの香りや味がダイレクトにするわけではないんですけど、深い森を感じさせるさまざまな香りがふわーっと口の中に広がっておいしいです」
市役所での販売は大好評で、1時間で180個も売れました。
アカマツの森を食べた市職員:
「おいしい。さわやかな感じ。後味がちょっとマツっぽい感じも」
アカマツの風を食べた市職員:
「マツからっていうのが想像できなくてびっくりしました。すごいなと」
「若いからアイディア力がすごいなって」
開発を担当した・藤沢愛梨さん:
「普段だったらマツってすぐ近くにあるものだと思うんですけどそれが食になる。伊那の魅力として、知ってもらえるきっかけになればいい」
ジェラートは宮本屋の店舗や7月4日に伊那北駅前で開かれるマルシェでも販売されます。
