電気を消してスローな夜を。
心を整える時間が環境問題などを考えるきっかけにもつながります。
アジサイが境内を彩る東京・港区の増上寺で、食品宅配大手「オイシックス・ラ・大地」が展開する「大地を守る会」が実施した「大地を守る100万人のキャンドルナイト@増上寺2026」が行われました。
カウントダウンとともに東京タワーが消灯し、会場はキャンドルの明かりに照らし出され幻想的な空間が広がりました。
昼はアジサイ、夜はキャンドルが織りなす景色に包まれ、忙しい毎日から抜け出しスローな時間を楽しむ人。
このような行動はメンタルパフォーマンス、通称“メンパ”と呼ばれています。
時間効率や費用対効果を重視する“タイパ”、“コスパ”に対し、買い物で何を買うか迷うなど、日々の生活の中での選択で生じる心理的な負担を減らすことを重視する考え方です。
来場者からは「時間に追われすぎるから、最近仕事でもそう思う。ゆっくりして自分たちのメンタル保っていけたらと」という声が聞かれました。
時計メーカーの調査「セイコー時間白書2026」によりますと「何もしない時間が必要だ」と感じる人は7割以上もいるといいます。
心にゆとりを持つ時間に関心が高まる中、会場ではソーラーランタンのデコレーション体験や、ヨーヨーすくいならぬ「キャンドルすくい」など、慌ただしい毎日を忘れ、ゆったりと過ごせるブースもありました。
一方、主催の「大地を守る会」は、大きさが規定に達していない規格外野菜に、国産穀物で育てた鶏の卵などを使用したホットサンドを販売。
自社が手掛ける“有機野菜などの事業”と“メンパ”を組み合わせることで新たな顧客との接点が生まれるといいます。
大地を守る会・町田正英さん:
「大地を守る会」のお客さまは、買い物すること自体が社会貢献活動になるという考えの人が多い。(キャンドルナイトで)自分たちの未来の在り方・地球の未来、それを見つける時間になればうれしい。大地を守る会のファンの裾野も広がれば良い。
来場者も「環境問題について自分が何ができるかと。身近に自分たちでできることがあると知るきっかけになれた」と様々なことに思いをめぐらせていました。
心理的な負担から解放されることで見えてくる新たな気付き。
今後について、大地を守る会の町田さんは「キャンドルナイトの特徴は多様性・自発性。一人一人過ごし方に答えがない余白を考える面白みがある。この文化を次の世代と共にみんなで育てていきたい」と話します。
