富山県水産研究所は能登半島地震がベニズワイガニに与えた影響を調べる海底調査を行いました。地すべりが発生した場所でも生息しているのが確認され、今後漁獲量の回復が期待されます。

県水産研究所は、おととし1月の能登半島地震によるベニズワイガニへの影響を調査するため、今月4日から8日までの間、富山湾周辺で海底調査を実施しました。

調査のエリアは富山湾中央部の海底1100mから1200mの地点。海洋研究開発機構の有人潜水調査船「しんかい6500」を使いベニズワイガニの撮影を試みました。

富山湾では能登半島時地震の影響で海底地すべりが発生。ベニズワイガニは土砂に埋もれたり、別の場所に移動したとみられ、2024年シーズンの漁獲量は過去最低となりました。

今回「しんかい6500」で撮影された映像には、海底にいるベニズワイガニも。海底地すべりが発生し、乱泥流と呼ばれる強い流れが生じた場所でも、ベニズワイガニの生息が確認できたということです。

さらに、水深1500mから1700mにある地震の影響を受けたとみられる谷でもベニズワイガニが確認されました。

調査に参加した県水産研究所の三箇真弘研究員は、今後ベニズワイガニの漁場の増加につながると話します。

*県水産研究所 三箇真弘研究員
「漁獲対象となるカニが被害があったところにもい。安心材料になる。海底地滑りや乱泥流で使えなくなってしまった。漁場があると聞き、使えなくなった漁場でも、カニがいたことは漁業者に提供できる情報だと思っている」

県水産研究所では今後映像の解析を進め、ベニズワイガニの詳細な生息密度の算定を進めることにしています。

富山テレビ
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